アウディA5スポーツバックの買取相場【2025年最新】高額査定のコツも解説

アウディ A5 スポーツバックの買取相場を、年式別・走行距離別にわかりやすく整理。
さらに、いま売る方が押さえるべき高額査定のコツ、売却タイミングの見極め、準備チェックリストまでを丁寧に解説します。初めての売却でも迷わないように、査定士が実際に見るポイントを具体例とともにまとめました。
この記事のポイント(要約)
・査定前の書類・外装/内装の清掃・消耗品履歴の準備が差を生む
・年式・走行距離・装備・整備履歴の「4要素」で相場は決まる
・2025年に新型登場=従来型は早めの売却が有利になりやすい局面
・「人気カラー」「S line」「サンルーフ」「Bang & Olufsen」は評価アップ要素
・ディーラー下取りより専門店の実査定が高額になりやすい
アウディA5スポーツバックとは?モデル概要と人気の背景
アウディA5スポーツバックは、クーペの美しさとセダンの快適性、そしてハッチバックの実用性を融合したプレミアムファストバックです。
エレガントでスポーティなスタイルに加え、上質なインテリア、最新の安全装備、安定した走行性能が高く評価されており、日常使いと長距離移動を両立できるラグジュアリーモデルとして多くのファンを魅了しています。
とくに日本市場では、セダンの堅実さとクーペの美意識を両立させた希少な存在として人気が高く、中古車市場でも指名買いが多い車種のひとつです。
アウディA5スポーツバックの初代モデルについて
初代モデル(2010年〜)は、流麗なクーペルックとハッチバックの使いやすさを兼ね備えたスタイルで登場しました。
ターボガソリン、ディーゼル、そしてクワトロ(四輪駆動)をラインナップし、静粛性と高速安定性の高さで高評価を得ています。
2012年のマイナーチェンジではヘッドライトやバンパー形状が刷新され、よりシャープで洗練された印象に。
内装の質感も高く、レザーやアルミ素材を贅沢に使用したキャビンは、現在でも根強い人気を誇ります。
しっかり整備されている個体は、年式を超えても高めの査定がつく傾向にあります。
2代目モデル
2017年登場の2代目では、スポーティさと知的な高級感をさらに高め、走行性能・安全性能・コネクテッド機能がすべて進化しました。
軽量化されたボディと高効率エンジンにより、俊敏かつ滑らかな加速を実現。2018年以降は40TFSIへの名称変更も行われています。2021年のビッグマイナーチェンジでは、フロントグリルやライトデザインが一新。12Vマイルドハイブリッド(MHEV)システム搭載により、燃費性能と静粛性が飛躍的に向上しました。
後期モデルは中古市場でも高値安定しており、特に低走行・ワンオーナー車は上限査定を狙いやすい状況です。
アウディA5スポーツバック年式別買取相場
年式は相場を大きく左右する要素です。年式レンジごとの傾向を整理してご紹介いたします。
年式別アウディA5スポーツバック買取相場の詳細解説
最新モデル(2024年式)
A5は2025年に新モデルに切り替わっておりますので、2024年式がA5スポーツバックとしては最終モデルになります。
登録から1年未満〜1年台は需要が厚く、高年式・低走行なら上限レンジに到達しやすいゾーンです。先進安全装備や高額なオプションが充実している個体は引き合いが多く、高額査定が期待できます。
2~4年落ち(2021~2023年式)
新車保証が残っている個体は安心材料として評価される傾向がありますので、登録から3年以内は高いです。
ワンオーナー・点検記録簿完備・低走行なら高額査定が期待できるのではないでしょうか。
また、2021年式は、マイルドハイブリッドが搭載された後期型になる為、下限金額が高いのも特徴です。
5~6年落ち(2019~2020年式)
流通量が増えるレンジで個体差が顕著になってきます。
屋内保管で低走行、ディーラー整備が続いている車両は、安心感が価格に反映されやすい層です。
過走行や、バンパー小傷やホイールガリ傷の有無、ボディ塗装の状態で差が出てきます。
7〜8年落ち(2017〜2018年式)
年式なりの劣化が出やすい時期です。
機関良好・内外装良好・装備充実の三拍子が揃えば、レンジの中では高めを狙えます。
走行距離別アウディA5スポーツバック買取相場
走行距離も査定に大きく影響する要素です。2世代目モデル(2017年〜)に絞って走行距離別の買取相場をまとめました。
走行距離別アウディA5スポーツバック買取相場の詳細解説
一般に距離が短いほど有利ですが、低走行でも放置期間が長いと消耗部品の劣化が見られることがあります。
整備履歴も大事なポイントになります。
〜3万kmのアウディA5スポーツバック
外装・内装が良好でワンオーナーなら、グレードや装備次第で高額査定が期待できます。
特に1万km未満は引き合いが多くなり、高年式になると上限に近い水準になります。
また、走行距離が少ないこのレンジはキレイな個体が多くなります。
その為、査定時は小傷の有無とホイール状態も査定金額に大きく影響しやすいです。
3〜5万kmのアウディA5スポーツバック
市場のボリュームゾーンになります。内装のスレ、ステアリングやシートの使用感が出やすい時期です。
内外装の状態が良く、ディーラー点検の継続記録があれば引き合いが多くなるので、高値が期待できます。
5〜10万kmのアウディA5スポーツバック
内外装の使用感は勿論ですが、消耗部品の交換歴が重要になってきます。
ブレーキローター&パッド、タイヤ、バッテリー等の交換履歴が明確だと、査定の際にプラス評価しやすくなります。
10万km以上のアウディA5スポーツバック
一般的に10万kmは相場の崖と言われており、大きく下がる傾向です。
ただし正規ディーラー整備を継続し、主要部品の交換が適切に行われ、内外装の状態も良好なら、平均より高く売れるケースがあります。
人気カラー・オプションが査定に与える影響
ボディカラーでも定番色は流通後も売れやすく、査定でプラスに働きます。
装備は使い勝手と希少性の両面で評価される傾向があります。
毎日アウディを査定しているプロの目線でおすすめの仕様をご紹介します。
アウディの人気カラー3選
・グレイシアホワイトメタリック:高級感のあるメタリックカラー。清潔感と扱いやすさも◎。中古車市場でも1、2を争う人気です。
・デイトナグレーパールエフェクト:スポーティな印象でドイツ車の質実剛健なイメージにピッタリ。アウディ車に特に似合う色ではないでしょうか。グレー系は汚れが目立ちにくいのも◎。
・ミトスブラックメタリック:締まった見た目迫力があり、かっこいいです。人気カラーですが、飛石など小傷が目立ちやすい為、ボディコーティングとマメな手洗い洗車で管理がおすすめ。
おすすめのオプション装備3選
・S lineパッケージ:リセールに直結。内外装がスポーティになるだけではなく、高性能なマトリクスLEDヘッドライトがパッケージに含まれます。
・パノラマサンルーフ:こちらもリセールに直結するオプション。明るい室内で人気。
・バング&オルフセン3Dアドバンストサウンドシステム:高額なオーディオオプション。装備希少で差別化が期待できます。


査定前にできるセルフメンテナンス
事前準備で印象が大きく変わります。
見た目のケアと書類の整備を進めておけば、査定の際にも安心して業者に見せることができます。
以下のポイントに気をつけて一次評価を底上げしましょう。
・洗車と室内清掃を丁寧に行い、ホコリ・汚れを落とす。
・純正パーツ・スペアキー・取扱説明書・ナビの確認。
・点検記録簿・整備明細・保証書の用意。
・小傷は無理にDIY補修せず、タッチアップで簡易補修程度に。
査定士がチェックするポイント
査定は外装・内装・機関/電装の3領域で総合判断しますが、
メインは外装になります。修復歴の有無や交換パネル、板金歴、塗装状態も重視されます。
外装
・板金歴・再塗装の有無(色ムラ・肌の違い・パネル隙間)。
・フロント周りの飛び石・ヘッドライトくもり。
・ホイール傷・タイヤ残溝と製造年。
内装
・シートのスレ・へたり・穴、ステアリングのテカリ。
・臭い(喫煙・ペット)とクリーニング履歴。
・純正ナビ・オーディオ・スイッチ類の作動。
機関系・電装関係
・エンジン始動性・アイドリング・異音/振動。
・トランスミッションの変速ショック、警告灯履歴。
・エアコン、ADAS(先進運転支援)の作動状況。
競合車とのリセール比較
A5スポーツバックは、流麗なデザインのクーペスタイルとスポーティなセダンを融合させた実用的なスタイルが魅力です。
国産車、輸入車の同セグメントと比較してリセールのポイントを解説します。
国産車との比較
・トヨタ カムリ/クラウンスポーツ:流通量が多く、買い手が多いため「回転が速く売りやすい」傾向があります。
査定の際には価格を出しやすい一方で、装備差によるプレミアムは限られます。
・レクサス ES/IS:ブランド力と故障リスクの少なさから、ユーザーの安心感が相場に反映されております。
対してA5「ブランドの格」が高いものの、レクサスほどの安心感を求める層とは一部重ならないため、需要の性質が異なります。
輸入車との比較
・BMW 4シリーズ グランクーペ:走りを重視した作りのBMWはアウディと近いですが、内装質感と静粛性、総合的なバランスで比較されることが多いです。リセールも似た部分があるため好みで選んで良いかと思います。
・メルセデス・ベンツ CLA/CLS:ブランド力が強く静粛性や内装の質感が高いのが特徴。スポーティさではアウディの方が勝る傾向があります。
同セグメントと比較すると、A5スポーツバックはデザイン性、走行の質感、シンプルながら高級感のある内装で、総合的に訴求できる車両は他になく、競合が少ない為、そういった意味ではアウディ車の中でもリセールが良いシリーズと言えます。
買取金額をアップさせる方法

売却のタイミングを見極める
・車検前後の判断も重要。車検費用分が査定に上乗せされるとは限らないため、通す前の査定がおすすめ。
・新型登場前後は価格変動が大きいタイミング。2025年モデル切替の今は早めの売却が有利。
・繁忙期(3月・7月)は需要が高まり、査定相場が底上げされやすい。
ディーラー下取りと買取専門店を比較
ディーラーでの下取りは手続きが簡単で便利です。しかし簡易的な査定になることが多く、手数料がかかるため査定金額は控えめになりがち。その点、アウディや輸入車を専門とする中古車販売店では装備や整備履歴を深く評価し、相場上限を狙いやすいのが強みではないでしょうか。
結論としては、ディーラー下取りより専門店買取の方が高額になるケースが多い傾向です。
装備や整備歴を細かく評価してくれる店舗を選びましょう。
よくある質問(FAQ)
アウディA5スポーツバック買取に関する代表的なご質問に回答します。
・Q1:改造(社外ホイール/ローダウン)は不利?
純正戻しの有無で評価が変わります。純正パーツが残っていればプラスに働く場合も。
・Q2:事故歴があると売れない?
もちろん売却可能ですが、金額は事故の大きさによって下がります。査定の際に事前にしっかりと修理内容等を伝えましょう。トラブル防止になります。
・Q3:ローン残債がある場合は?
売却可能です。当社がローン会社に残債確認と一括精算、所有権解除の手配を行います。買取金額との差額をお客様とご清算させていただきます。
・Q4:どのくらいで売るのがベスト?
新型流通前、繁忙期直前が狙い目。車検は通す前にまず査定を。
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さらにアウディ買取の詳しい情報は下記をご覧ください。
まとめ
アウディ A5スポーツバックは、デザイン性・走行の質・実用性の三拍子でリセールも安定。
高年式/低走行/人気カラー/オプション充実/整備履歴の可視化が揃えば、上限レンジを十分に狙えます。
まずは現状価格を確認し、最適なタイミングでスムーズに売却を進めましょう。
まずは無料で査定を依頼し、あなたのA5スポーツバックの買取価格を確認してみてください。
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この記事の著者

杉浦 健太
幼少期からプレステのグランツーリスモにハマってからずっと車好きで、現在はポルシェ911カレラ(Type997.2)に乗っております。前職はインディーズバンドのギタリストとして全国を回っておりましたが、コロナ禍で区切りをつけ、スマートオートに入社しました。
憧れの車を日々見る機会が多いこの仕事は刺激的で毎日楽しいです。日々の業務ではお客様と同じ目線に立ってサポートし、安心してお任せ頂けるように心掛けております!