アウディの車検費用はいくら?依頼できる場所と高くなる原因を解説
アウディの車検費用は初回で15万円前後、2回目以降は30万円前後が目安です。法定費用の内訳と依頼先別の相場、費用が高くなる理由と抑えるコツまで解説します。
アウディの車検費用の相場
アウディの車検費用は、初回車検で15万円前後、2回目以降で30万円前後が一つの目安です。
このうち国に納める法定費用はおよそ4万〜8万円程度で、残りが車検基本料と整備費用にあたります。
つまりアウディの車検費用の差を生むのは法定費用ではなく、依頼先ごとの基本料と、どこまで整備を行うかという判断です。
早見表で整理すると、次のようになります。
| 区分 | 費用の目安 | 内訳の傾向 |
|---|---|---|
| 初回車検(3年目) | 12万〜18万円程度 | 消耗品の交換が少なく、法定費用+基本料が中心 |
| 2回目の車検(5年目) | 20万〜35万円程度 | ブレーキやバッテリーなどの交換が重なりやすい |
| 3回目以降(7年目〜) | 25万〜50万円程度 | オイル漏れやゴム類の劣化で整備項目が増えやすい |
| 法定費用 | 約3.5万〜8.3万円 | 車両重量と経過年数で決まり、どこに頼んでも同額 |
年式が進むほど金額の幅が広がるのは、必要な整備が車両の状態に左右されるためです。
同じA4でも、走行3万kmで整備履歴が揃っている車と、走行8万kmでオイル漏れが始まっている車では、総額が倍近く変わることもあります。
依頼先は保証の有無とコストと安心で選ぶ
依頼先選びの結論は、保証が残っているかどうかで分かれます。
アウディの新車には初回登録日から3年間の一般保証と、メンテナンスプログラム「Audi Freeway Plan」が標準で付帯します。
このプランは3年間(走行5万km以内)の法定1年点検やメーカー指定点検、指定消耗部品・油脂類の交換や補充を無償で提供するものです。
そのため保証期間内、とくに初回車検までは正規ディーラーに任せるのが合理的です。
一方、新車保証とメンテナンスプログラムが切れた4年目以降は、専用診断機と輸入車の整備経験を備えた輸入車専門店が有力な選択肢になります。
なお、Audi Freeway Planには初回車検そのものの整備費用や法定費用は含まれません。
含まれるのは点検と指定消耗品の交換であり、その結果として初回車検時の追加整備が少なく済み、総額を抑えやすくなるという理解が正確です。
当店ではメルセデス・ベンツやBMW、アウディ、ランドローバーを中心とした欧州車の販売と整備を継続的に行っており、保証の残存状況を踏まえたうえで、ディーラーと専門店のどちらが向くかをお伝えしています。
アウディの車検費用の相場と内訳
アウディの車検費用は「法定費用」「車検基本料」「整備・部品交換費用」の3つに分解できます。
このうち動かせないのは法定費用だけで、残りの2つが依頼先と車の状態で変わります。
内訳ごとに目安を確認していきましょう。
法定費用
法定費用は自賠責保険料、自動車重量税、印紙代(検査手数料)の3つで構成されます。
法律で金額が決まっているため、正規ディーラーでも専門店でもユーザー車検でも同額です。
- 自賠責保険料(24か月・自家用乗用車):17,650円(2026年11月1日以降を始期とする契約は18,560円)
- 自動車重量税(2年分・普通車):車両重量0.5tごとに課税され、13年未満は8,200円、13年経過で11,400円、18年経過で12,600円
- 印紙代(検査手数料):指定工場経由で2,100円、持ち込み検査で2,600円が目安(2026年4月改定後)
アウディのように車両重量が1.5tを超えるモデルが多い車種では、重量税だけで2年分3万〜6万円台に達するため、法定費用は国産コンパクトカーより高くなります。
エコカー減税の対象となるモデルであれば重量税が軽減されるため、車検証と適合区分を確認しておくと見積の妥当性を判断しやすくなります。
なお、購入時に課されていた環境性能割は2026年4月に廃止されており、車検時の法定費用には関係しません。
車検基本料の業者別相場
車検基本料は、24か月点検の技術料、検査料、書類作成などの代行手数料をまとめたものです。
依頼先ごとの相場は次のとおりです。
| 依頼先 | 車検基本料の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 正規ディーラー | 5万〜8万円程度 | 純正部品と車種別データに強く、予防整備が見積に入りやすい |
| 輸入車専門店 | 3万〜6万円程度 | 診断機と輸入車の整備経験を備え、部品調達の選択肢が広い |
| 車検専門店 | 1万〜2.5万円程度 | 価格は最も抑えやすいが、輸入車の対応可否に差がある |
| カー用品店・ガソリンスタンド | 2万〜3万円程度 | 消耗品交換に強い一方、電子制御の診断は不得手なことがある |
| 民間整備工場 | 2万〜4万円程度 | 相談しやすいが、輸入車の実績は店舗ごとに幅がある |
ディーラーの見積が高く出やすいのは、基本工賃の設定が高めであることに加え、故障前の予防整備が最初から組み込まれているためです。
ただし予防整備は「今回必ず交換しないと検査に通らないもの」ではないため、必要なものと見送れるものを自分で理解しておけば、ディーラーでも総額を抑えることは可能です。
見積を受け取ったら、各項目が保安基準に関わるのか、次の車検までの予防なのかを確認してください。
この一手間だけで、数万円単位の差が生まれることもあります。
車検時に交換が必要な部品と費用の目安
アウディの車検で交換対象になりやすい部品と、費用・交換時期の目安は次のとおりです。
| 部品 | 交換費用の目安(工賃込み) | 交換時期の目安 |
|---|---|---|
| エンジンオイル+オイルフィルター | 1.5万〜3万円 | 1年ごとまたは15,000km |
| バッテリー(AGM/EFB) | 3万〜8万円 | 3〜5年 |
| ブレーキパッド(前後) | 3万〜10万円 | 3万〜5万km |
| ブレーキローター(前後) | 6万〜15万円 | パッド2回交換につき1回が目安 |
| ブレーキフルード | 1万〜2万円 | 2年ごと |
| スパークプラグ | 2万〜5万円 | 4万〜6万km |
| ポーレンフィルター・エアクリーナー | 8千〜2万円 | 1〜2年 |
| ワイパーブレード | 5千〜1.5万円 | 1年前後 |
| 冷却水(専用クーラント) | 1万〜2万円 | 車種指定の交換サイクル |
とくに注意したいのはRS系やSラインで、ブレーキなどの足回りに高性能なオプションが装着されている個体では、パッドやローターの部品代だけで一般グレードの2倍以上になることがあります。
またアウディのバッテリーは、交換後に車両側へ登録(コーディング)を行う必要があるモデルが多く、専用機器のない店舗では対応できないケースがあります。
「バッテリー交換くらいなら安いところで」と考えて持ち込んだものの、作業を断られたという相談は実際に少なくありません。
車種別と年式別の総額の目安
法定費用は車両重量と経過年数で決まるため、モデルによって差が出ます。
アウディの主要モデルを重量区分ごとに整理すると、次のようになります。
| 重量区分 | 該当しやすいモデル | 13年未満 | 13年経過 | 18年経過 |
|---|---|---|---|---|
| 1.0t超1.5t以下 | A1、A3、Q2 | 約4.4万円 | 約5.4万円 | 約5.8万円 |
| 1.5t超2.0t以下 | A4、A5、A6、Q3 | 約5.3万円 | 約6.5万円 | 約7.0万円 |
| 2.0t超2.5t以下 | Q7、Q8、A8、e-tron系 | 約6.1万円 | 約7.7万円 | 約8.3万円 |
※自賠責保険料17,650円、印紙代2,100円(指定工場経由)、エコカー減税なしで算出した目安です。
13年経過で重量税が上がり、18年経過でさらに加算されるため、同じモデルでも年式が進むほど法定費用は1万〜2万円ほど増えていきます。
ここに車検基本料と整備費用が加わるため、総額の目安は次のように考えると実態に近くなります。
- A3やQ2の初回車検:12万〜18万円程度
- A4やQ3の2回目車検:20万〜32万円程度
- Q7やA8の2回目以降の車検:28万〜50万円程度
大型SUVやAudi A8のようなフラッグシップは、重量税が高いことに加えて足回りや電装の部品単価も上がるため、総額が伸びやすい傾向にあります。
アウディの車検費用が高くなる理由
アウディの車検費用が国産車より高くなるのには、はっきりした理由があります。
部品の調達経路、電子制御の多さ、そして整備方針の3点です。
理由がわかれば、どこを見直せば下げられるかも見えてきます。
純正部品を輸入するため部品代が高い
アウディの純正部品は、原則としてドイツをはじめとする海外から輸入されます。
輸送費や為替、国内在庫の状況が価格に上乗せされるため、同等の部品でも国産車より高くなりやすいのが実情です。
在庫がない部品は取り寄せとなり、費用だけでなく入庫日数にも影響します。
一方でアウディはフォルクスワーゲングループに属しており、OEM品や互換性のある部品が流通しているため、輸入車専門店に相談すると部品代を抑えられる場合があります。
同じサプライヤーが製造した部品でも、純正パッケージかブランド品かで価格帯が変わることは珍しくありません。
どの部品を純正で守り、どこを互換品に置き換えるかは、車の使い方と保有予定年数によって最適解が変わります。
電子制御が多く専用診断機が必要
アウディは先進装備を強みとするブランドであり、搭載される電子部品の数は国産車と比べても多い部類に入ります。
警告灯の点灯やセンサーの異常は、専用の診断機でフォルトコードを読み取り、そこから原因を切り分ける作業が前提になります。
この診断作業には機器の導入費と知識が必要で、その分だけ工賃が上がりやすくなります。
とくにA6やA7、Q7などのナビゲーション周辺は、ブラックアウトなどの不具合が起きるとコンピューターやユニットごとの交換になり、修理費が高額になる場合があります。
こうした高額修理は車検に必須の整備ではないこともありますが、放置すると他の電装系に影響することもあるため、診断結果を踏まえた判断が必要です。
診断機を持たない店舗では、そもそも原因の特定ができず、症状の説明だけで終わってしまうこともあります。
ディーラーの予防整備で交換が増える
正規ディーラーは、故障が起きる前に部品を交換する予防整備を基本方針としています。
メーカー基準に沿って安全側に判断するため、まだ使える部品でも交換提案が入り、見積の総額が膨らみやすくなります。
これは品質を守るための考え方であり、それ自体が不当というわけではありません。
重要なのは、見積に並ぶ項目のうち「保安基準に関わり今回交換が必須のもの」と「次の車検までを見越した推奨のもの」を分けて把握することです。
前者は必ず実施し、後者は走行距離や保有予定年数と照らして判断すれば、安全性を落とさずに費用を調整できます。
判断に迷う項目は、担当者に「今回通すために必要か」を直接確認するのが確実です。
アウディで車検時に費用がかさみやすい整備ポイント
アウディには、モデルを問わず点検対象になりやすい定番の箇所があります。
事前に知っておけば、見積を見たときに内容の妥当性を判断しやすくなります。
ここでは費用が伸びやすい3つの領域を取り上げます。
直噴TFSIエンジンのカーボン堆積とオイル消費
アウディの主力である直噴TFSIエンジンは、構造上、吸気バルブにカーボンが堆積しやすい特性があります。
堆積が進むとアイドリングの不安定さや加速のもたつき、燃費の悪化として現れることがあります。
また、モデルや年式によってはオイル消費が多めに出る個体もあり、点検時のオイル量確認は欠かせません。
対策としてはウォールナットブラストによる吸気バルブの清掃や、フューエル添加剤の定期的な使用による予防が一般的で、症状が出てから対応するより費用を抑えられます。
ウォールナットブラストは吸気系を分解して行う作業のため、工賃は数万円から十数万円の幅があります。
車検のタイミングで走行距離と症状を確認し、必要性を判断するのが現実的です。
タイミングチェーンと冷却系の点検
アウディではタイミングチェーンとテンショナーの劣化、ウォーターポンプやサーモスタットからの水漏れが定番の点検項目です。
チェーン系は異音が出てから対応すると重整備になりやすく、冷却系はオーバーヒートにつながるため、早期発見の価値が高い箇所です。
そしてアウディで最も相談が多いのがオイル漏れです。
当店の買取の現場では、初度登録から7年ほど経過した個体のボンネット内は、大半で何らかのオイルにじみが見られ、周辺がベタついている車が多いという傾向があります。
にじみの段階で対処すればガスケットやシールの交換で済むことが多い一方、漏れが進行すると周辺部品の洗浄や交換まで必要になり、費用も工数も増えます。
車検時に「オイルにじみあり」と指摘されたら、位置と進行度を写真で見せてもらうと判断しやすくなります。
日常的な点検やコーティングを含めたカーケアをまとめて任せておくと、状態の推移が記録として残り、車検時の判断も早くなります。
電動パーキングブレーキやクワトロやエアサスの整備
アウディの多くのモデルには電動パーキングブレーキが採用されています。
このタイプはリアのブレーキパッドを交換する際、専用ツールでモーターを解除する必要があり、対応機器のない店舗では作業を断られることがあります。
「安いところで頼んだら他店を紹介された」という事例は、この電動パーキングブレーキが原因であることが少なくありません。
クワトロの駆動系やA8などに採用されるエアサスペンションも、専用の点検手順と部品が必要なため、輸入車の整備実績がある依頼先を選ぶことが結果的に費用と時間の節約につながります。
エアサスはエアスプリングやコンプレッサーの劣化で車高が下がる不具合が出ることがあり、部品代だけで数十万円規模になる場合もあります。
車検時に車高やエラー表示の指摘を受けたら、原因が部品側かセンサー側かを診断で切り分けてもらいましょう。
アウディの車検を依頼できる場所ごとの特徴
アウディの車検は、正規ディーラー以外にも複数の選択肢があります。
費用だけで選ぶと対応できない整備が出てくるため、品質と安心感を合わせて比較することが大切です。
依頼先ごとの違いを整理します。
依頼先ごとの費用と特徴の比較
主な依頼先を、費用・品質・安心感の観点で比べると次のようになります。
| 依頼先 | 費用の目安(総額) | 品質・専門性 | 安心感 |
|---|---|---|---|
| 正規ディーラー | 25万〜50万円程度 | 純正部品と最新の整備情報、メーカー保証に対応 | 高い(保証期間内は特に有利) |
| 輸入車専門店 | 15万〜35万円程度 | 診断機と輸入車の整備経験、部品調達の選択肢が広い | 高い(実績のある店舗を選べば) |
| 車検専門店 | 10万〜25万円程度 | 検査に通すことが中心で、電子制御は店舗差が大きい | 中程度(対応可否の確認が必要) |
| カー用品店 | 10万〜25万円程度 | 消耗品交換に強く、部品在庫が豊富 | 中程度 |
| ガソリンスタンド | 10万〜20万円程度 | 検査通過が中心で、予防整備は不得手なことが多い | 低〜中程度 |
| 民間整備工場 | 12万〜30万円程度 | 相談しやすいが、輸入車の実績は店舗ごとに差が大きい | 店舗による |
保証期間内は正規ディーラー、保証切れ以降は輸入車専門店という選び方が、コストと安心のバランスを取りやすい基本形です。
依頼先を選ぶ際に確認しておきたいのは、次の点です。
- アウディの整備実績が公式サイトやブログで確認できるか
- 専用診断機(車両側の制御ユニットにアクセスできる機器)を保有しているか
- 指定工場か認証工場か(指定工場は自社で検査まで完結でき、日数が短くなりやすい)
- 見積が「法定費用」「車検基本料」「整備・部品交換費用」に分けて提示されるか
- 追加整備が発生した場合、着手前に連絡と承認の工程があるか
- 口コミで、見積どおりの金額と納期で仕上がっているかが読み取れるか
- 整備後の保証(整備保証)の範囲と期間が明示されているか
大手チェーンは価格の分かりやすさと店舗数に強みがあり、専門店は車種ごとの勘所と部品調達ルートに強みがあります。
アウディのように部品代と診断力が総額を左右する車では、後者の差が金額に直結します。
正規ディーラーのメリットとデメリット
正規ディーラーの最大の強みは、純正部品と専門性、そしてメーカー基準に沿った整備が受けられる点です。
保証やリコール対応、ソフトウェアの更新まで一貫して任せられる安心感は、他では代えがたい要素です。
一方で、予防整備が組み込まれることで見積が高額になりやすく、入庫日数も長めになる傾向があります。
新車購入時や認定中古車購入時にメンテナンスパックへ加入していれば、点検や一部の消耗品交換が含まれるため、比較的抑えた費用で車検や点検を受けられる場合があります。
アウディには新車に標準付帯するAudi Freeway Planのほか、これを有償で2年延長するAudi Freeway Plus.、2年ごとの更新で長期間メンテナンスを受けられるAudi Freeway Plus. Lightといったプログラムが用意されています。
加入状況によって最適な依頼先は変わるため、まずはメンテナンスノートで付帯内容と残期間を確認してください。
なお、これらのプログラムに車検時の法定費用は含まれない点にも注意が必要です。
輸入車専門店のメリットとデメリット
輸入車専門店は、専用診断機と輸入車の整備経験を備えながら、ディーラーより基本工賃を抑えた価格設定にしていることが多い依頼先です。
純正部品にこだわらず、OEM品やリビルト部品を組み合わせて提案できる点も、費用面での強みになります。
ただし「輸入車対応」を掲げていても、実際の対応範囲は店舗によって差があります。
公式サイトやブログでアウディの車検・整備実績を具体的に公開している店舗は判断材料が多く、まず問い合わせてみる価値があります。
問い合わせの際は、車種・年式・走行距離・気になる症状を伝え、その車種の整備経験があるかを直接確認するとミスマッチを避けられます。
保証の扱いも確認しておきたい部分です。
部品そのものの不良を対象とする「製品保証(メーカー保証)」と、取り付けや整備作業に起因する不具合を対象とする「整備保証(施工保証)」は別の枠組みで運用されます。
前者は部品メーカーの規定に、後者は整備を行った工場の規定に沿って対応が決まり、期間や走行距離の上限、対象作業の範囲は店舗ごとに異なります。
見積の段階で保証内容を書面で確認しておけば、後の行き違いを防げます。
当店では欧州車の販売と整備、カーケアを自社で手がけており、施工内容ごとの保証範囲を事前にご説明したうえでお預かりしています。
車検専門店やカー用品店やガソリンスタンドの注意点
車検専門店やカー用品店、ガソリンスタンドは費用面では魅力的な選択肢です。
ただしアウディの場合、電子制御や専用部品への対応可否が店舗ごとに大きく異なります。
電動パーキングブレーキ搭載車のブレーキパッド交換や、バッテリー交換後の登録作業を断られるケースは実際にあります。
とくにガソリンスタンドの車検は、保安基準に適合するかどうかの確認が中心となることが多く、アウディで相談の多いオイル漏れの予防整備や原因診断までは対応が難しい場合があります。
依頼を検討する際は、次の点を事前に確認してください。
- 自分の車種・年式の整備実績があるか
- 専用診断機で警告灯の読み取りと消去ができるか
- 部品の取り寄せに対応できるか、納期はどの程度か
- 検査に通らない箇所が見つかった場合、自社で整備できるか外注になるか
「車検には通ったが、半年後に大きな修理が必要になった」という事態を避けるには、通すことと状態を維持することの違いを理解したうえで選ぶ必要があります。
アウディの車検費用を安く抑えるコツ
アウディの車検費用は、依頼先選び、部品選び、整備範囲の3点で調整できます。
安全性を落とさずに総額を下げるための具体策を整理します。
輸入車に強い専門店を選ぶ
最も効果が大きいのは依頼先の見直しです。
ドイツ車を得意とする指定工場であれば、診断力と整備品質を保ったまま、ディーラーより基本料と部品代を抑えられる可能性があります。
同じ整備内容でも、基本工賃の設定と部品の調達ルートが違うだけで、総額に5万〜15万円程度の差が生まれることは珍しくありません。
選ぶ際の目安は、アウディの整備実績が公開されていること、専用診断機を保有していること、見積の内訳が明確であることの3点です。
なお、認証工場と指定工場は国土交通省の制度上の区分で、指定工場は自社で検査を行い保安基準適合証を交付できるため、運輸支局への持ち込みが不要になり日数も短くなります。
店頭の標識で見分けられ、指定工場は青色、認証工場は黄色または緑色の標識を掲げています。
社外品やリビルト部品を活用する
部品代を下げる現実的な方法が、純正以外の選択肢を検討することです。
- OEM品:純正部品と同じサプライヤーが製造した部品。品質を保ちつつ価格を抑えやすい
- 優良社外品:適合を確認したうえで使用する互換部品。価格差が大きい部位ほど効果が出る
- リビルト部品:使用済み部品を分解・洗浄し、消耗箇所を交換して再生した部品。オルタネーターやコンプレッサーなどで選択肢がある
ブレーキローターやバッテリーのように単価の高い部品ほど、純正から代替品に置き換えたときの削減幅が大きくなります。
ただし、すべてを社外品に置き換えればよいわけではありません。
保証期間内の車両では純正以外の使用が保証対象外となる場合があり、電子制御に関わる部品では適合精度が動作に影響することもあります。
どこを純正で維持し、どこを代替品にするかは、保証状況と保有予定年数を踏まえて相談するのが安全です。
予防整備を必要な分に絞り見積もりを比較する
見積に並ぶ整備には、今回交換しないと検査に通らないものと、次の車検までに交換時期が来る見込みの予防整備が混在しています。
予防整備はあくまで推奨であり、外しても車検自体は通るため、緊急性の低い項目を見送れば総額を下げられます。
ただし見送った項目は将来の故障リスクとして残るため、目先の金額だけでなく、次回車検までの維持費まで含めて判断することが大切です。
見積を受け取ったら、次の手順で確認すると判断しやすくなります。
- 見積を「法定費用」「基本料」「必須整備」「予防整備」の4つに分ける
- 必須整備の各項目について、保安基準のどこに関わるかを確認する
- 予防整備の各項目について、残量や劣化度の実測値を確認する
- 次の車検まで持つ見込みかどうかを担当者に確認する
- 同じ条件で2社以上から見積を取り、基本料と部品代を比較する
- 総額ではなく、法定費用を除いた金額で比べる
法定費用はどこに依頼しても同額のため、比較すべきは基本料と整備費用の部分です。
内容が理解できない項目は、部品名で調べて役割を把握しておくと、本当に必要かどうかを自分で判断できるようになります。
アウディの車検に関するよくある質問
最後に、アウディの車検についてよく寄せられる質問をまとめます。
見積金額の妥当性、2回目以降の費用、日数、警告灯の扱いの4点を確認しておきましょう。
車検費用の見積もりが30万円や40万円は妥当か
法定費用は10万円以内に収まるのが一般的なため、30万円や40万円という金額は整備や部品交換が多く含まれていることを意味します。
初度登録から5年以上経過した個体では、ブレーキ関係やオイル漏れの修理が重なることで20万〜40万円台になるケースは実際にあり、金額そのものが不当とは限りません。
重要なのは、その内訳を必ず確認することです。
理解できない項目名があれば、部品の役割と交換の必要性を自分で調べておくと、本当に必要な整備かどうかを判断できます。
整備費用が車両価値に見合わないと感じた場合は、乗り換えも選択肢に入ります。
車検を通すか手放すかを比較する場合の流れは次のとおりです。
- 車検の見積を取り、必須整備と予防整備に分けて総額を把握する
- 車検証、整備記録簿、純正パーツなど評価材料を揃える
- 現在の車両状態を伝えて査定を依頼する
- 査定額と、車検を通した場合の総額・次回車検までの想定維持費を比較する
- 売却を選ぶ場合は必要書類を準備する
- 名義変更と引き渡しを行い、入金を確認する
売却時に必要な書類は、自動車検査証、自賠責保険証明書、自動車税納税証明書、印鑑登録証明書(発行から3か月以内)、実印、振込先口座情報、リサイクル券などです。
所有者がローン会社などになっている場合は所有権解除の手続きが別途必要で、日数がかかることがあります。
当店の下取り・買取査定は輸入車専門で、最初に提示できる上限額をお伝えする方針を取っているため、駆け引きのやり取りに時間を使わずに判断いただけます。
乗り換えを検討する場合は、車両本体価格に加えて自動車税(種別割)の月割分、自動車重量税、自賠責保険料、登録費用、車庫証明取得費用、納車費用、任意保険料などの諸費用が加わる点も踏まえ、在庫車両の状態と総額を確認してみてください。
2回目以降の車検費用は高いか
一般に、2回目以降の車検は初回より高くなりやすい傾向があります。
初回車検の時点では走行距離が短く、Audi Freeway Planによって消耗品の交換が行われているため、追加整備が少なく済むためです。
これに対し5年目の2回目車検では、ブレーキパッドやローター、バッテリー、スパークプラグなどの交換時期が重なりやすく、総額が20万〜35万円程度に増えるケースが多くなります。
さらに7年目以降になると、オイル漏れやゴム類の劣化といった経年由来の整備が加わってきます。
費用の山を平準化するには、車検のタイミングでまとめて交換するのではなく、日常の点検で少しずつ交換していく方法が有効です。
アウディの車検にかかる日数はどのくらいか
初回車検で2〜3日が一般的です。
ただし部品の取り寄せが必要な場合や、整備項目が多い場合は数日から1週間程度かかることもあります。
アウディの純正部品は在庫状況によって海外からの取り寄せになることがあり、この待ち時間が日数を左右する最大の要因です。
日数を短くしたい場合は、予約の段階で車種・年式・走行距離・気になる症状を伝え、必要になりそうな部品を事前に手配してもらうと効果的です。
また、指定工場であれば自社で検査まで完結できるため、運輸支局への持ち込みが必要な認証工場より日数が短くなる傾向があります。
代車の有無と料金も、預ける前に確認しておきましょう。
警告灯が点いていても車検は通るか
保安基準に関わる警告灯が点灯している状態では、車検には通りません。
該当するのは、ABS、エアバッグ、ブレーキ、パワーステアリング、排出ガス関連(エンジンチェックランプ)などの警告灯です。
警告灯は診断機で一時的に消すことができても、原因が解消されていなければ再点灯するため、フォルトコードを読み取って原因を特定し、必要な整備を行うことが前提になります。
アウディは電子制御が多く、センサー単体の不良から制御ユニットの不具合まで原因の幅が広いため、診断機と経験のある依頼先で見てもらう必要があります。
車検前に警告灯が点いた場合は、そのまま入庫の相談をしてください。
早い段階で診断を受けるほど、原因が小さいうちに対処でき、結果として費用も日数も抑えられます。
車検切れの車の売却ならスマートオートへ
車検が切れている車でも、そのまま売却することは可能です。売却することが決まっているのであれば、費用をかけて車検を取り直すよりも、まずは現在の状態で査定を受けることをおすすめします。
スマートオートでは、車検切れの車についても査定・買取のご相談を承っております。出張査定にも対応しているため、公道を走行できない車を無理に店舗までお持ちいただく必要はありません。
特に輸入車は、車種やグレード、装備、ボディカラー、車両状態などによって中古車としての価値が大きく変わります。スマートオートでは輸入車専門店としての知識と販売経験をもとに、車検の有無だけではなく、その車が持つ価値を一台ずつ確認して査定します。
「車検が切れているけれど、いくらで売れるのか知りたい」「車検を通してから売るべきか迷っている」という段階でも問題ありません。余計な費用をかける前に、まずはスマートオートへお気軽にご相談ください。
この記事の内容を踏まえて
相場を把握しておくことで、後悔のない判断がしやすくなります。
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この記事の著者

潮田 颯人
元々根っからの車好きで現在はインテグラタイプR(DC2)に乗っております。
色々なお車を拝見出来る買取業務はまさしく天職だと感じております。
また、AIS中古車検査資格を有しておりますので、正確な査定を元にお客様のご納得のいく金額のご提示が可能です。
駆け引きをせずクリーンな取引を目指しているスマートオートの理念を体現出来るように日々努めております。