中古車は何年落ちが狙い目?お得な年式の目安と選び方を解説

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中古車購入において「何年落ち」が最もお得か悩む方は多いでしょう。実は予算と故障リスクのバランスが良いのは5〜7年落ちです。本記事では、狙い目の年式や税金・リセールの注意点を解説します。

中古車購入において「何年落ち」が最もお得か悩む方は多いでしょう。実は予算と故障リスクのバランスが良いのは5〜7年落ちです。本記事では、狙い目の年式や税金・リセールの注意点を解説します。

中古車は5年から7年落ちが狙い目

中古車市場において、価格の下落率と車両の品質バランスが最適化されるのが5年から7年落ちの車両です。新車登録から時間が経過することで価格が落ち着く一方、現代の車は耐久性が向上しているため、この年式でも十分な性能を維持しています。

ご自身の重視するポイント(状態、コスパ、安さ)に合わせて、最適な年式を選ぶための基準を以下に解説します。

状態重視なら3年落ち

予算に余裕があり、新車に近いコンディションを求めるなら3年落ちが最適解です。この時期は初回車検のタイミングで乗り換えられる車両が多く、市場に出回ります。

価格の目安は新車価格の約70%程度となり、車種によって変動します。使用感が少なく、消耗品の劣化も軽微であることが大きなメリットです。

ただし、輸入車の場合は注意が必要です。輸入車は新車登録から3年間の値下がり幅が大きい傾向にあります。お得感は強いですが、ここからさらに値下がりする可能性があるため、短期でのリセール(再販価値)を考えるなら慎重な検討が必要です。

コスパ重視なら5年落ち以降

価格と品質のバランス、いわゆるコストパフォーマンスを最優先するなら5年落ちの車両をおすすめします。2回目の車検を機に手放される車が増え、流通量が豊富になるため選択肢が広がるためです。

5年落ちは新車時の半額近くまで下がる車種も多く、下落率と車両状態のバランスが最も良くなる時期です。

例えば、2026年1月現在、ポルシェのマカン(スタンダードモデル)の新車販売価格は約871万円~です。一方で、5年落ちの認定中古車(H1 Ⅱ)の車両価格は約540万円~まで下がり、新車の60%程度で購入が可能です。

ただし、前オーナーのメンテナンス状況が寿命を左右するため、定期点検記録簿で整備履歴が残っている個体を選ぶことが鉄則です。

とにかく安さなら10年落ち

初期費用を極限まで抑えたい場合、10年落ちの中古車は底値に近い価格で購入できます。

高級車や人気車種が手頃な価格で手に入りますが、車両価格よりも購入後の整備費用が高くなるケースがあるため、リスク管理が重要です。

特にエンジンやトランスミッションなどの主要機構が正常であるか、ゴム類の劣化状況はどうかなど、購入後のメンテナンス予算を確保した上で検討する必要があります。

フルモデルチェンジ後はもっと安くなる

車の価格は年数だけでなく、モデルチェンジのサイクルに大きく影響されます。

フルモデルチェンジは一般的に5〜10年ごとに行われ、旧型(型落ち)となったモデルは市場価値が下がります。

外観やエンジン、安全装備が刷新されるフルモデルチェンジ後は、マイナーチェンジ以上に価格が下落します。デザインにこだわりがない人にとっては、性能差以上に価格差が開くようになるので、非常にお得な購入タイミングとなります。

年式落ちとは

「年式」とはその車が製造・登録された年のことを指し、「〇〇年落ち」とは新車登録から現在までに経過した年数を意味します。中古車業界では通常、年が明けるごとに「落ち」の年数が1月1日時点で加算されます。

年式は査定額や販売価格を決める大きな要因ですが、保管状況や走行距離によっては、古い年式でも状態が良い車は多数存在します。

【年数別】中古車の特徴

年数が経過するごとに、車には特有の変化やメリット・デメリットが発生します。ここでは経過年数ごとの具体的な特徴と、購入時の注意点を深掘りします。

3年落ちの特徴

3年落ちの最大の特徴は新車保証(メーカーの一般保証)を継承できる可能性が高い点です。

ディーラーで所定の点検を受けることで、新車時の保証期間を引き継ぐことができます。

5年落ちの特徴

5年落ちは多くのメーカーでモデルチェンジの時期と重なることが多く、市場価格の変動が大きい時期です。型落ちになると価格が一気に下がるため、機能差を許容できればお得感が非常に強くなります。

モデルチェンジ直前の高値で購入してしまうと、売却時にリセールバリューが大きく下がるリスクがあるので、事前の情報収集が必須です。

7年落ちの特徴

7年落ちになると、走行距離が5万キロ〜7万キロを超える車両が増えてきます。

タイヤ、バッテリー、ブレーキパッドなどの主要な消耗品が交換時期を迎えます。車両価格は非常に安いですが、整備費用が発生しやすい時期です。

購入後の出費を防ぐため、納車前に消耗品を交換してもらえるか、あるいは現状渡しでその分安くなっているかを確認することが重要です。

10年落ちの特徴

10年落ちは価格の底値圏ですが、車両本体価格よりも、車検や修理にかかる費用が高くなる場合があります。

人気車種でも驚くほど安く手に入りますが、車両価格に加えて修繕予備費を見込んだ買い方が重要です。古い輸入車などの場合、一般的な整備工場では対応できないこともあるため、その車種に精通した専門店で購入することをおすすめします。

年式選びのチェックポイント

単に年式が新しいか古いかだけでなく、機能面や維持費、将来の資産価値を考慮して選ぶことが失敗しないコツです。

安全性に違いがある

車の安全性能は日々向上しています。特に自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)や運転支援システム(ADAS)は、数年の違いで性能が大きく異なります。

5年以上前のモデルでは、歩行者検知機能がなかったり、誤発進抑制機能が未装備の場合があります。

家族の安全や運転の快適性を重視するなら、最新の安全基準に近い3年落ち以内の中古車、もしくは安全装備が標準化された後の年式モデルを強くおすすめします。

税金が重くなる13年の壁

長期保有を考える上で避けて通れないのが、13年経過時の重課です。

例えばガソリン車の場合、新車登録から13年を超えると自動車税は約15%、重量税は車検時に大幅に増額されます。

10年落ちの車を安く買っても、数年後に税金が高くなるためランニングコストが増大することになります。乗り潰すつもりか、短期間で乗り換えるかを事前に計画しておきましょう。

リセールバリューの残存率

将来的にその車を売却する場合、何年落ちまでなら値段がつくかを知っておくことが重要です。一般的に、国産車・輸入車問わず、5年落ち(2回目の車検)を過ぎると買取価格の下落幅が大きくなります。

輸出需要があるSUVや、希少性の高いスポーツカーを除き、一般的な乗用車は10年落ちで査定額がゼロに近づくこともあります。リセールバリューを期待して乗るなら、5年落ちまでに手放すサイクルが賢明です。

年式による劣化サインに注意

走行距離が少なくても、経年劣化(時間経過による劣化)は避けられません。現車確認時に見るべきポイントを紹介します。

ヘッドライトの黄ばみ

ヘッドライトの透明度は、車の印象を大きく左右します。保管状況(青空駐車など)にもよりますが、多くの車は5〜7年でポリカーボネート製のレンズが紫外線劣化し、黄ばみや曇りが発生します。

ヘッドライトが黄ばんでいると、ボディが綺麗でも車全体が古臭く見えてしまいます。購入時に磨きやコーティングの施工が可能か確認しましょう。

未塗装樹脂パーツの白化

近年流行のSUVなどに多用されている、フェンダーやバンパーの「未塗装樹脂パーツ」も注意が必要です。樹脂パーツは経年劣化で油分が抜けてしまい、黒色が白っぽく褪せてきます。

白化していても、専用のコーティング剤や熱処理で黒さを復元することは可能なので、販売店が綺麗にケアして展示しているかどうかチェックしましょう。

塗装の状態とプロテクションフィルムの有無

年式が古くても、前オーナーが屋内保管や定期的なコーティングで大切にメンテナンスをしていたかどうかで塗装の状態に差が出ます。

特に、プロテクションフィルムやガラスコーティングが施工されている車両は、塗装面が守られているため、年式以上の美観と価値があります。多少価格が高くても、再塗装や再施工の費用を考えればお得です。

年式以外にも見ておきたい中古車選びのポイント

中古車を選ぶ際は、車の状態を正しく見極めることが大切です。以下の4つのポイントを押さえて、信頼できる車を選びましょう。

走行距離の適正さを確認する

1年あたり8,000km〜10,000kmが適正な目安です。この基準から大きく外れている場合は注意が必要です。極端に少ない場合は長期間放置されていた可能性があり、逆に過走行の場合は各部の消耗が進んでいる可能性があります。

定期点検記録簿を必ず確認する

整備記録の有無は、その車の信頼性を判断する最も重要な材料です。過去の整備履歴がきちんと残っているかを確認し、特にオイル交換の頻度や部品交換の履歴をチェックしましょう。記録が充実している車ほど、丁寧に扱われていたと判断できます。

修復歴の有無を確認する

骨格部分(フレーム)に関わる修理歴がある車は、価格が安く設定されていることが多いですが、直進安定性や安全性にリスクがあります。特に初心者の方は、修復歴のある車は避けることをおすすめします。

使用環境を把握する

車が使われていた地域や環境も重要なチェックポイントです。海沿いの地域では塩害、雪国では融雪剤の影響により、下回りに錆が発生しやすくなります。

可能であれば使用地域を確認し、下回りの状態もチェックしましょう。

購入・売却の流れと必要書類

中古車の購入は次のような流れで行われます。

見積もりの取得:車両本体価格だけでなく、登録諸費用、税金、整備費を含めた「支払総額(乗り出し価格)」を確認します。

  • 契約と必要書類の提出:実印や印鑑証明書を準備します。
  • 入金と保険加入:任意保険の車両入替手続きを行います。
  • 納車:車両状態の最終確認を行い、引き渡されます。

普通車の場合、購入に必要な書類は以下のとおりです。

  • 実印: 市区町村に登録済みのもの
  • 印鑑登録証明書: 発行後3ヶ月以内のもの
  • 車庫証明書: 管轄の警察署で取得
  • 委任状: 登録手続きを販売店に委任するためのもの

中古車の買い方は次の記事で詳しく解説しているので、合わせて読んでみてください。

失敗しない中古車の買い方ガイド!流れやチェックポイントを解説

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中古車選びでは「何年落ちが狙い目か」を理解することが、失敗しない購入への近道です。

状態重視なら3年落ち、価格と品質のバランスを重視するなら5〜7年落ち、安さ最優先なら10年落ちと、目的に応じた年式選びが重要になります。さらに、年式だけでなく走行距離や整備履歴、安全装備、将来のリセールバリューまで含めて総合的に判断することで、本当にお得な中古車に出会えます。


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