陸運局での名義変更のやり方は?必要書類や手続きの流れを解説!

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中古車購入後は、陸運局(運輸支局)での名義変更が必須です。この手続きは複雑に感じますが、必要書類や流れを把握すれば自分でも可能です。この記事では、陸運局で行う名義変更の具体的なやり方を解説します。

車の名義変更は陸運局で行う

車の名義変更は中古車の購入や車を譲り受けた場合など、車の所有者が変わる際に必要な手続きで、基本的に陸運局(運輸支局)で手続きを行います。

名義変更が必要な理由

車の所有者が変わった場合の名義変更(移転登録)は、道路運送車両法で定められた義務です。正式には「移転登録」といい、申請は原則として15日以内に行う必要があります。

これを怠ると、自動車税の納付書や交通違反の通知が旧所有者に送付され、トラブルに発展する可能性があります。

また、任意保険の加入や変更が正しく行えない場合もあるため、車両の取得後は速やかな手続きが求められます。

名義変更の期限については以下の記事でも解説しているので、参考にしてください。
車の名義変更はいつまで?期限・必要書類・流れを徹底解説

新使用者の住所地を管轄する陸運局へ行く

普通自動車の名義変更は、新しい所有者(使用者)の住所地を管轄する運輸支局(通称:陸運局)で行います。旧所有者の住所地や車両の購入場所を管轄する陸運局では手続きできません。

運輸局の管轄が変わらない場合はナンバープレートの変更は不要で、移転登録のみを行います。一方、県外ナンバーの車など、運輸局の管轄が異なる場合は、移転登録だけでなくナンバープレートの変更も必要になります。

管轄は市区町村単位で細かく分かれているため、自分の住所がどこの陸運局の管轄か、事前に国土交通省の自動車検査登録総合ポータルサイトなどで確認しておきましょう。

普通自動車と軽自動車の手続きの違い

車の名義変更と一口に言っても、普通自動車と軽自動車では手続きの窓口や必要書類が異なります。自分の車がどちらに該当するか確認しましょう。

普通自動車は運輸支局(陸運局)

普通自動車の名義変更は、前述の通り運輸支局(陸運局)で行います。

受付は平日の日中(一般的に8:45~16:00ごろ)に限られており、月末や年度末は特に混雑するため、時間に余裕を持って訪問しましょう。

軽自動車は軽自動車検査協会

一方、軽自動車の名義変更は、「軽自動車検査協会」の事務所が窓口となります。

陸運局(運輸支局)とは場所が異なるため注意が必要です。

必要書類も普通自動車とは異なり、簡略化されています。例えば、印鑑証明書や実印が不要で、住民票の写しと認印で可能な場合が多いです。

そのため、陸運局と比較すると空いており手続きもスムーズに進むことが多いです。

名義変更に必要な書類

陸運局での名義変更をスムーズに進める鍵は、必要書類を漏れなく揃えることです。「新所有者が用意」「旧所有者から受け取る」「当日に陸運局で入手」の3種類があります。

新所有者が自分で用意する書類

新しい所有者(自分)が準備する主な書類は以下の3つです。

  • 印鑑証明書(発行から3ヶ月以内のもの)
  • 実印(当日の書類捺印に使用)
  • 車庫証明書(自動車保管場所証明書)

車庫証明書は事前に管轄の警察署で申請・取得しておく必要があります。申請から交付まで数日(通常3日~1週間程度)かかるため、陸運局へ行く日よりかなり前に準備を始めましょう。

旧所有者から受け取る書類

前の所有者(売主)から必ず受け取らなければならない書類で、不備があると手続きができません。譲渡証明書など主に4つの書類が必要になります。

  • 譲渡証明書(旧所有者の実印が押印されているもの)
  • 印鑑証明書(発行から3ヶ月以内のもの)
  • 委任状(旧所有者の実印が押印されているもの。旧所有者が手続きに同行しない場合に必要)
  • 自動車検査証(車検証)

個人間での売買の場合、相手の印鑑証明書など個人情報の取り扱いには十分注意しましょう。

当日陸運局で入手する書類

以下3つの書類は、陸運局の窓口で当日入手し、記入します。

  • 手数料納付書(登録手数料の印紙を貼る用紙)
  • 自動車税(環境性能割・種別割)申告書
  • 申請書(OCRシート第1号様式)

記入方法は、窓口周辺に見本が用意されています。

陸運局での名義変更の流れ

必要書類がすべて揃ったら、いよいよ管轄の陸運局へ向かいます。当日の手続きは、以下の流れで進めるのが一般的です。場内の案内図を確認しながら、効率よく窓口を回りましょう。

①書類の準備と作成

まず陸運局の窓口で、申請書(OCRシート)、手数料納付書、自動車税申告書を受け取ります。
車検証や持参した書類を見ながら、必要な情報を記入します。記入見本が設置されているので、参考にしながら正確に書きましょう。

②登録手数料の支払い

次に、場内の印紙販売窓口で、移転登録手数料分(通常500円)の印紙を購入します。

購入した印紙を「手数料納付書」に貼り付けます。原則として現金払いのみで、クレジットカードは使えない場合がほとんどです。

③書類一式の提出と審査

全ての書類(持参した書類と、当日記入した書類)を揃えて、登録窓口に提出します。
ここで書類に不備がないか、車庫証明の内容と一致しているかなどが審査されます。

④車検証の交付

審査で問題がなければ、新しい所有者の名前が記載された車検証が交付されます。
交付されたら、記載された住所や氏名に間違いがないか、その場で必ず確認しましょう。

⑤自動車税の申告

陸運局に併設されている自動車税事務所(都道府県税事務所)の窓口へ移動して新しい車検証と自動車税申告書を提出し、税の申告を行います。
車両の取得価額が50万円を超える場合などは、環境性能割が課税されることがあります(EV等は非課税区分あり)。

⑥ナンバープレートの変更

他の管轄(例:品川ナンバーの車を横浜在住の人が購入)から転入する場合は、ナンバープレートの変更が必要です。

古いナンバープレートを外し(工具は借りられることが多い)、返却窓口に返します。
新しいナンバープレート代を支払い、交付されたナンバーを車に取り付けます。最後に、後部ナンバーに「封印」をしてもらい、陸運局での名義変更手続きは完了です。

このように、陸運局での名義変更は多くのステップを踏む必要があり、特に平日に時間を確保するのが難しい方も多いでしょう。

もし手続きが面倒だと感じたり、売却を検討する場合は、名義変更を含む手続きを代行する専門業者・買取サービスを利用する方法もあります。例えば、行政書士や販売業者、カーディーラーに代行を依頼することができます。費用は一般的に15,000円〜がかかりますが、プロに任せることで安全に手続きを進められます。

名義変更にかかる費用

陸運局での名義変更には、書類の取得費用や当日の手数料など、いくつかの費用が発生します。事前に目安を把握しておきましょう。

移転登録手数料

陸運局で支払う基本的な手数料(印紙代)で普通自動車の場合は500円、軽自動車の場合は無料です。

ナンバープレート代

管轄が変わり、ナンバープレートの変更が必要な場合に発生します。費用は地域や番号種別によって異なります。

  • 一般的なナンバー:1,500円~2,000円程度
  • 希望ナンバー:4,000円~6,000円程度
  • ご当地ナンバーなど図柄ナンバー:8,000円~12,000円程度

この他に、事前に取得する車庫証明書の申請手数料(2,500円~3,000円程度)や、印鑑証明書の発行手数料(300円程度)も必要です。

よくあるご質問

名義変更の期限を過ぎてしまった場合、罰則はありますか?

道路運送車両法第109条の規定から、所有者の変更から15日以内に申請をしなかった場合は50万円以下の罰金が課される可能性があります。

申請をしなかった場合だけでなく、虚偽の申請を行った場合にも同様に罰則が課されます。

名義変更をしないとどうなりますか?

名義変更をしなかった場合は罰金だけでなく以下のようなリスクがあります。

  • 納税書や交通違反通知などの重要な書類が旧所有者に送付されてしまう
  • 自動車の売却・譲渡・廃車/抹消登録の手続きが進められない
  • 事故にあった時に任意保険や補償の範囲が制限される

名義変更にかかる時間(日数)はどのくらいですか?

窓口の混雑状況や書類の不備の有無によって異なりますが、陸運局での手続きは1日。その他の必要書類準備から数えると数日から1週間程度が目安となります。特に車庫証明の発行は1週間程度かかることが多いです。

名義変更は自分でできますか?それとも代行を頼むべきですか?

名義変更は自分で行うことができます。
書類作成の時間が十分に取れない人や、相続など特殊なケースの場合は代行を検討することをおすすめします。

電子車検証の場合、手続きは変わりますか?

電子車検証の場合でも、名義変更の手続きは基本的に変わりません。

まとめ

中古車を購入した際の名義変更は、陸運局で行う重要な手続きです。必要書類や手続きの流れを理解しておけば、自分でもスムーズに進めることができます。特に車庫証明書や印鑑証明書の準備、手続き期限(15日以内)の遵守がポイントです。

また、平日に時間を確保できない場合や書類の不備を避けたい場合は、行政書士や販売店などの専門業者に代行を依頼するのも安心です。費用はかかりますが、確実かつ短時間で名義変更を完了させることができます。

陸運局での名義変更は一見複雑に感じますが、手順を押さえれば決して難しくありません。しっかりと準備を整え、スムーズに新しいカーライフをスタートしましょう。

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