車査定における走行距離の重要性とは?評価基準と高く売るためのポイントを徹底解説
車を売却・購入する際に、多くの方が気にするのが走行距離です。
「走行距離が多いと安くなるのか」「何万kmから査定が下がるのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
結論から言うと、車査定において走行距離は重要な評価項目のひとつですが、それだけで価格が決まることはありません。
年式、整備履歴、車両状態、使われ方などを総合的に判断して査定額は決まります。
この記事では、中古車市場と査定現場の実務視点をもとに、
走行距離が査定に与える影響と、納得して売却するための考え方を詳しく解説します。
なぜ車査定では走行距離が重視されるのか
走行距離は「その車がどれだけ使われてきたか」を示す、最も分かりやすい指標です。
中古車として再販する立場から見ると、走行距離は以下の点に直結します。
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エンジンやミッションへの累積負荷
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足回り・ブッシュ類の劣化度合い
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電装部品や補機類の故障リスク
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将来的な整備・修理コスト
つまり走行距離は、再販後のトラブルリスクを予測するための材料として使われています。
ただし、走行距離はあくまで「目安」であり、距離が多い=状態が悪い、距離が少ない=良い車とは限りません。
中古車査定の基本となる「1年1万km」基準とは
中古車業界では、
「1年あたり1万km」が標準的な使用距離の目安とされています。
例としては、
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5年落ち → 約5万km
-
7年落ち → 約7万km
この基準から大きく外れるかどうかで、査定時にプラス・マイナスの判断がされやすくなります。
ただしこの基準は、あくまで年式と距離のバランスを見るための指標であり、
これを超えたから即マイナス、下回ったから即プラス、という単純なものではありません。
査定額が変わりやすい走行距離の節目
中古車市場では、特定の走行距離を超えるごとに需要や評価が変化します。
代表的な節目を順に見ていきましょう。
~3万km|低走行車として高評価されやすい
3万km以内の車は、
中古車市場では「低走行車」として扱われます。
この距離帯の特徴は、
-
消耗品の交換時期がまだ先
-
内装・外装の使用感が少ない
-
個人ユーザーからの需要が高い
といった点です。
特に年式が新しい車であれば、新車に近い価値として評価されやすく、高値が付きやすい傾向にあります。
一方で、短距離走行が多い車は、
-
バッテリーの劣化
-
エンジン内部に水分が溜まりやすい
といった側面もあり、定期点検やオイル交換がきちんと行われているかが重要になります。
3万km~5万km|評価が分かれ始めるゾーン
3万kmを超えると、中古車としては
「一般的な使用距離」と見なされます。
この距離帯では、
-
タイヤ・ブレーキの摩耗
-
バッテリー寿命
-
消耗品交換の有無
といった点が、査定額に影響し始めます。
同じ5万kmでも、
-
整備記録がしっかり残っている車
-
内装のスレや汚れが少ない車
は評価が安定しやすく、メンテナンス履歴が不明な場合は将来コストを見込んで減額されることがあります。
5万km~10万km|査定差が最も出やすい距離帯
5万kmを超えると、
「これからどれくらい安心して乗れるか」が重視されるゾーンに入ります。
この距離帯で査定士が重点的に確認するのは、
-
エンジン・ミッションのフィーリング
-
足回りの異音やガタ
-
オイル滲みや冷却系の状態
です。
距離そのものよりも、距離に見合った整備がされているかどうかが評価を大きく左右します。
10万km超え|距離より「中身」が評価される時代
かつては
「10万kmを超えると価値がない」
と言われていましたが、現在の市場では当てはまりません。
理由としては、
-
車両性能・耐久性の向上
-
海外輸出市場の拡大
-
業者間取引・部品需要の安定
が挙げられます。
10万kmを超えていても、
-
エンジンやミッションに異音がない
-
警告灯が点灯していない
-
整備記録が確認できる
車は、十分に査定対象となります。
査定士が確認する「実走行距離の信頼性」
査定では、メーター表示だけを鵜呑みにすることはありません。
実走行距離と使用感が一致しているかが必ず確認されます。
主に見られるポイントは、
-
ハンドルのテカリ
-
シートのヘタリや破れ
-
ペダルやスイッチ類の摩耗
走行距離に対して不自然な使用感がある場合、メーター巻き戻し車両の疑いありとして
再販時の信用リスクとして評価が下がることもあります。
走行距離・年式・整備歴の優先順位
実際の査定現場では、おおむね次の順で評価されることが多いです。
-
車両状態(機関・安全面)
-
整備記録の有無
-
走行距離
-
年式
走行距離が少なくても、整備が不十分な車より、距離は多くても整備履歴が明確な車の方が高評価になるケースは珍しくありません。
過走行車でも査定額を上げるためのポイント
走行距離が多い車でも、工夫次第で評価を安定させることは可能です。
外装・内装の清掃
第一印象は査定に影響します。
清掃や消臭で「大切に使われてきた車」という印象を与えることが重要です。
整備記録を揃える
オイル交換や点検履歴が確認できるだけで、
査定時の安心感が大きく変わります。
複数業者で相見積もりを取る
買取業者ごとに得意な販路が異なるため、
1社だけで判断すると適正価格を逃す可能性があります。
車査定と走行距離の関係まとめ
-
走行距離は重要だが、単独で価格が決まることはない
-
年式・整備歴・車両状態とのバランスが最重要
-
10万km超えでも十分に査定対象になる
-
正しい基準を知ることで、不安なく売却できる
走行距離だけで諦める必要はありません。
評価の仕組みを理解することが、納得のいく売却への第一歩です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 走行距離が10万kmを超えていると売れませんか?
いいえ、必ずしも売れないわけではありません。
現在の中古車市場では、10万km超えの車も一般的に流通しています。
特に以下の条件が揃っている場合は十分に査定対象になります。
- エンジン・ミッションに異常がない
- 定期点検・整備履歴が確認できる
- 修復歴がない
また、海外輸出や業者販売向けの需要もあるため、
距離だけで価値がゼロになることはありません。
Q2. 車は何万kmで売るのがベストですか?
一概には言えませんが、一般的には5万km前後が一つの目安とされています。
理由は、
消耗品交換前のタイミングで再販しやすい距離帯であるためです。
ただし、市場相場は車種や年式によって変動するため、
「距離だけ」で売り時を決めるのではなく、
年式とのバランスを見て判断することが重要です。
Q3. 低走行車は必ず高く売れますか?
低走行車は需要が高く評価されやすい傾向がありますが、
必ず高額査定になるとは限りません。
例えば、
長期間ほとんど動かしていない車やメンテナンスが不十分な車
は、内部劣化やバッテリー不良のリスクがあり、評価が伸びないケースもあります。
距離+整備状態の両方が重要です。
Q4. 年式と走行距離はどちらが査定に重要ですか?
どちらも重要ですが、
実務上は「車両状態」と「整備履歴」が最優先されます。
そのうえで、年式と走行距離のバランスを見て総合評価されます。
例えば、
新しい年式でも過走行 → マイナス要素
古い年式でも低走行+良好状態 → 安定評価
となるケースがあります。
Q5. 過走行車(8万km〜15万km)でも買取可能ですか?
はい、可能です。
特に、ワンオーナー、定期点検記録あり、事故歴なしの車は、距離が多くても商品価値があります。
また、ディーゼル車や耐久性の高いモデルは、過走行でも安定した需要があります。
Q6. 走行距離が多いとすぐ故障しますか?
必ずしもそうとは限りません。
最近の車は耐久性が向上しており、
適切な整備が行われていれば10万km以上走行しても
大きなトラブルが発生しないケースも多くあります。
重要なのは、オイル交換頻度、消耗品の管理異音や警告灯の有無です。
Q7. 走行距離のメーター改ざんは査定で分かりますか?
完全に見抜けるとは限りませんが、
不自然な使用感があれば疑われる可能性があります。
査定士は、
ハンドルやシートの摩耗、ペダルの擦れ、整備履歴との整合性などを確認します。
走行距離が不明扱いになると、大幅な減額対象となることがあります。
Q8. 走行距離が少なすぎるのはマイナスになりますか?
ケースによってはあります。
例えば、年式が古いのに極端に低走行で長期間動かしていない場合は、ゴム部品の劣化燃料系の不具合が懸念されることがあります。
ただし、定期的にメンテナンスされていれば大きな問題にはなりません。
まとめ|車査定は走行距離だけで決まらない
車査定において走行距離は確かに重要な判断材料ですが、それだけで買取価格が決まることはありません。
- 年式とのバランス
- 整備履歴の有無
- エンジンや足回りの状態
- 外装・内装のコンディション
- これまでの使われ方
これらを総合的に見て、はじめて適正な査定額が算出されます。
10万kmを超えていても適切に整備されていれば評価されますし、低走行でも管理状態によっては評価が伸びないこともあります。大切なのは、走行距離という数字だけに左右されないことです。
スマートオートでは、走行距離の多い少ないにかかわらず、
年式・整備履歴・車両状態を総合的に確認したうえで査定を行っています。
距離だけで一律に減額するのではなく、
「どのように乗られてきたか」「どれだけ丁寧に管理されてきたか」を重視しています。
走行距離が多いから不安、低走行だけれど本当に評価されるか心配、といった場合でも、まずは現在の市場相場を踏まえて丁寧にご説明いたします。車査定において大切なのは、数字ではなく、価値を正しく見極めること。
納得感のある売却を目指す方は、走行距離だけで判断せず、総合評価で考えることをおすすめします。

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最後までご覧頂きありがとうございました。
この記事の著者

潮田 颯人
元々根っからの車好きで現在はインテグラタイプR(DC2)に乗っております。
色々なお車を拝見出来る買取業務はまさしく天職だと感じております。
また、AIS中古車検査資格を有しておりますので、正確な査定を元にお客様のご納得のいく金額のご提示が可能です。
駆け引きをせずクリーンな取引を目指しているスマートオートの理念を体現出来るように日々努めております。