中古車の陸送費はいくら?相場・計算方法・安く抑えるコツを専門店が解説

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遠方の中古車を購入する場合や、売却した車を買取業者へ引き渡す場合に発生するのが「陸送費」です。

中古車の陸送費は、出発地と到着地の距離、車種、車両サイズ、輸送方法、車両状態、時期によって大きく変わります。

近距離であれば1万円〜3万円程度で済むこともありますが、関東から関西、関東から九州・北海道などの長距離輸送では5万円〜10万円以上かかるケースもあります。

特に遠方の中古車を購入する場合、「車両価格は安いのに、陸送費を含めると近隣の車両とほとんど総額が変わらなかった」ということもあります。

そのため、中古車の購入・売却では、車両価格だけでなく陸送費を含めた総額で判断することが重要です。

この記事では、中古車の陸送費の相場、費用が決まる仕組み、見積もり時に必要な情報、安く抑える方法、遠方購入・売却時の注意点まで詳しく解説します。

中古車の陸送費とは?【まず結論】

中古車の陸送費とは、車両を販売店・自宅・オークション会場・買取店などから、指定された場所まで輸送するためにかかる費用です。

遠方の中古車を購入する際に販売店から自宅まで運んでもらう場合や、個人売買で売主から買主へ車を引き渡す場合、または買取業者が車両を引き取る場合などに発生します。

陸送費は単純に「距離が何kmだからいくら」と決まるものではありません。

  • 出発地と到着地の距離
  • 車種や車両サイズ
  • 自走可能か不動車か
  • 積載車・キャリアカー・自走陸送のどれを使うか
  • 自宅納車かデポ受け取りか
  • 繁忙期か閑散期か
  • 離島や山間部を含むか

など、複数の条件によって料金が変動します。

つまり中古車の陸送費を正確に把握するには、「距離」「車種」「輸送方法」「納期」「引き渡し場所」をセットで確認する必要があります。

中古車の陸送費の相場

中古車の陸送費は、一般的に距離が長くなるほど高くなります。

以下は普通車を想定した目安です。

距離の目安 陸送費の相場 主なケース
100km以内 1万円〜3万円程度 同一県内・近隣県への輸送
100km〜500km 2万円〜6万円程度 関東圏内、関東〜中部など
500km〜1,000km 5万円〜10万円程度 関東〜関西、関東〜東北など
1,000km以上 8万円〜20万円程度 北海道・九州・沖縄方面など

ただし、上記はあくまで目安です。

大型SUV、輸入車、高級車、不動車、事故車、ローダウン車、離島輸送などでは追加費用が発生する場合があります。

また、3月前後の繁忙期や年末年始は、通常より費用が高くなったり、納期が長くなったりすることがあります。

遠方の中古車購入で陸送費を確認すべき理由

遠方の中古車を購入する最大のメリットは、選択肢が広がることです。

近隣では見つからないグレード、ボディカラー、オプション付きの車両を全国から探せるため、条件に合う一台を見つけやすくなります。

一方で、遠方購入では陸送費が総額に大きく影響します。

例えば、近隣の販売店より車両価格が10万円安い中古車を見つけたとしても、陸送費が8万円かかれば実質的な差額は2万円です。

さらに、現車確認に行くための交通費、宿泊費、登録費用、保証内容の違いまで考えると、必ずしも遠方の車両が得とは限りません。

遠方購入では、次のように総額で比較することが重要です。

比較項目 確認すべき内容
車両本体価格 掲載価格だけで判断しない
諸費用 登録費用・納車整備費用・保証費用を確認
陸送費 自宅納車かデポ納車かを確認
保証内容 遠方でも保証対応できるか確認
現車確認費用 交通費や時間も考慮する

車両価格だけで判断せず、購入後にかかる総額まで確認してから比較しましょう。

陸送費が発生する主なケース

遠方の販売店から中古車を購入する場合

中古車は全国から探せるため、希望条件に合う車両が遠方の販売店にあることも珍しくありません。

この場合、販売店から自宅または指定場所まで車を運ぶために陸送費が発生します。

一般的には購入者が陸送費を負担しますが、販売店によってはキャンペーンや販売条件として陸送費をサービスする場合もあります。

中古車を売却する場合

買取業者へ車を売却する際にも、陸送費や引き取り費用が関係します。

多くの買取業者では車両引き取り費用を業者側が負担するケースがあります。

ただし、遠方引き取り、不動車、特殊車両、積載車が入りにくい場所などでは条件が異なる場合があります。

売却前には、「引き取り費用が無料なのか」「査定額から差し引かれないのか」を確認しておくと安心です。

個人売買で車を引き渡す場合

個人売買では、売主と買主のどちらが陸送費を負担するのかを事前に決めておく必要があります。

口約束のまま進めると、「陸送費込みだと思っていた」「別途負担だと思っていた」といったトラブルになりやすいためです。

契約書やメッセージ上で、陸送費の負担者、金額、引き渡し場所、納期を明記しておきましょう。

引っ越しや転勤で車を移動する場合

転勤や引っ越しに伴い、車だけを別の地域へ輸送するケースもあります。

長距離を自分で運転する場合、ガソリン代や高速代だけでなく、移動時間、宿泊費、事故リスク、走行距離の増加も考える必要があります。

走行距離を増やしたくない車や高額車両の場合は、陸送を利用するメリットが大きいでしょう。

陸送費に含まれる費用の内訳

陸送費は、単に車を運ぶ料金だけではありません。

実際には複数の費用が組み合わさっています。

項目 内容
基本運送料 出発地から到着地まで車両を運ぶ費用
人件費 ドライバーや配車スタッフの費用
燃料費 積載車やキャリアカーの燃料代
高速道路料金 輸送ルートで発生する高速代
保険料 輸送中の事故や破損に備える費用
管理費 配車手配・日程調整・連絡管理にかかる費用

見積もりを見る際は、総額だけでなく、どこまでの費用が含まれているかを確認しましょう。

特に「自宅までの納車費用が含まれているのか」「デポまでの料金なのか」は重要です。

中古車の陸送費が決まる主な要因

移動距離

陸送費に最も大きく影響するのが移動距離です。

基本的には距離が長くなるほど料金は高くなります。

ただし、長距離輸送では複数台をまとめて運ぶことで1kmあたりの単価が下がる場合もあります。

車種と車両サイズ

軽自動車やコンパクトカーに比べて、大型SUV、ミニバン、輸入車、高級車は陸送費が高くなる傾向があります。

車両サイズが大きいと積載効率が下がり、積み込みや取り扱いにも注意が必要になるためです。

特にランドローバー、メルセデス・ベンツGクラス、大型ミニバン、ローダウン車などは、通常車両より条件確認が必要になることがあります。

車両の状態

エンジンがかかり、自走できる車であれば通常の陸送が可能です。

一方で、不動車、事故車、バッテリー上がり、タイヤが回らない車両などは、ウインチ付き積載車やレッカー対応が必要になる場合があります。

この場合、通常より1万円〜5万円程度高くなることもあります。

輸送方法

中古車の陸送には、主に以下の方法があります。

輸送方法 特徴 費用感
混載キャリアカー 複数台をまとめて輸送する方法 比較的安い
単車積載車 1台だけを積載して輸送する方法 高め
自走陸送 ドライバーが車を運転して運ぶ方法 条件次第で安い
フェリー併用 北海道・九州・沖縄などで利用 高くなりやすい

費用を抑えたい場合は混載キャリアカーが有力ですが、納期に時間がかかる場合があります。

一方で、納期を優先したい場合や高額車両を慎重に運びたい場合は、単車積載車が選ばれることもあります。

配送地域

都市部や主要幹線道路沿いの地域は、比較的陸送費を抑えやすい傾向があります。

一方で、山間部、離島、道幅が狭い地域、大型キャリアカーが入りにくい場所では、追加料金や別途引き渡し場所の指定が必要になる場合があります。

時期と繁忙期

3月前後の年度末、年末年始、引っ越しシーズンは陸送依頼が増えやすい時期です。

この時期は料金が高くなったり、希望日に予約が取りづらくなったりする場合があります。

スケジュールに余裕がある場合は、繁忙期を避けることで費用や納期の面で有利になる可能性があります。

ここまで読んだ方へ、参考までに。

同じ車でも、タイミングによって相場は変わります。
まずは今の相場を把握しておくと安心です。



あなたの車の相場を確認する

※金額をご確認のうえ、ご判断いただけます。

陸送と自走はどちらが得?

中古車を遠方から運ぶ際、「陸送を依頼するか、自分で取りに行くか」で迷う方も多いでしょう。

近距離であれば自走の方が安く済むこともあります。

しかし、長距離の場合は必ずしも自走が得とは限りません。

比較項目 陸送 自走
費用 陸送費がかかる 高速代・燃料代が中心
時間 自分の移動時間は少ない 移動時間が必要
走行距離 増えにくい 増える
事故リスク 輸送業者側の管理 自分で運転するリスクあり
向いている車 高額車・輸入車・長距離輸送 近距離・低予算重視

自走の場合、ガソリン代や高速代だけで済むように見えますが、実際には移動時間、帰りの交通費、宿泊費、事故リスク、飛び石、走行距離の増加も考える必要があります。

特に輸入車や高額車両では、納車前に長距離を走ることで車両状態に影響が出る可能性もあります。

費用だけでなく、車両価値やリスクまで含めて判断しましょう。

陸送費の計算方法と見積もりの取り方

陸送費を正確に知るには、業者へ見積もりを依頼するのが最も確実です。

概算では距離や地域から大まかな料金を把握できますが、実際の金額は車両条件や輸送方法によって変わります。

概算を出すときの考え方

陸送費は、距離、車両サイズ、輸送方法、納期によって決まります。

インターネット上では1kmあたりの単価で説明されることもありますが、実務上は単純な距離計算だけで決まるわけではありません。

同じ500kmの輸送でも、主要都市間なのか、山間部や離島を含むのかによって費用は変わります。

正確な見積もりに必要な情報

見積もりを依頼する際は、以下の情報を用意しておくとスムーズです。

  • 出発地の住所または市区町村
  • 到着地の住所または市区町村
  • 車種名
  • 年式
  • 車両サイズ
  • 自走可能かどうか
  • ローダウンや改造の有無
  • 希望納期
  • 自宅納車かデポ受け取りか

特に不動車、改造車、低車高車、大型SUVの場合は、事前申告が重要です。

申告内容と実車状態が違うと、当日に積載できない、追加費用が発生するなどのトラブルにつながる可能性があります。

陸送費を安く抑える方法

複数業者で相見積もりを取る

陸送費は業者によって差があります。

同じ出発地・到着地でも、見積もりが数万円変わることもあります。

最低でも2〜3社から見積もりを取り、料金、補償内容、納期、追加費用の有無を比較しましょう。

混載便を利用する

費用を抑えたい場合は、複数台をまとめて運ぶ混載便が有効です。

単車積載より費用を抑えやすい一方で、配車の都合により納期が長くなる場合があります。

急ぎでない場合には、混載便を検討するとよいでしょう。

デポ渡し・デポ受け取りを活用する

自宅までの納車ではなく、陸送会社の拠点であるデポで引き渡しを行うことで費用を抑えられる場合があります。

特に大型キャリアカーが自宅周辺まで入れない地域では、デポ受け取りの方がスムーズなこともあります。

納期に余裕を持たせる

「できるだけ早く運んでほしい」という依頼は、配車の自由度が下がるため割高になる場合があります。

納期に余裕を持たせることで、業者側が効率よくルートを組みやすくなり、費用を抑えられる可能性があります。

繁忙期を避ける

年度末や年末年始は陸送依頼が集中しやすい時期です。

費用を抑えたい場合は、繁忙期を避けて依頼するのも有効です。

陸送業者を選ぶときのポイント

陸送業者を選ぶ際は、料金だけで判断しないことが大切です。

特に中古車購入や売却では、車両状態や納期に関するトラブルを防ぐためにも、補償内容や対応品質を確認しましょう。

補償内容と保険を確認する

輸送中に車両へ傷や破損が発生した場合、どこまで補償されるのかを確認しておきましょう。

高額車両や輸入車の場合は、補償上限額や免責条件も重要です。

「どのような傷が補償対象になるのか」「飛び石や自然災害は対象か」なども事前に確認しておくと安心です。

追加料金の有無を確認する

見積もり時には安く見えても、後から追加料金が発生するケースがあります。

  • 不動車対応費用
  • 離島料金
  • 夜間対応費用
  • 特殊車両料金
  • ローダウン車対応費用
  • キャンセル料

これらの費用が発生する可能性があるか、事前に確認しましょう。

納期と連絡体制を確認する

陸送は天候や交通事情、配車状況によって納期が前後する場合があります。

そのため、納車希望日に確実に間に合うか、遅延時に連絡があるか、到着前に連絡をもらえるかも確認しておきましょう。

陸送依頼から納車までの流れ

中古車の陸送は、以下の流れで進むのが一般的です。

  1. 出発地・到着地・車種を確認する
  2. 陸送業者へ見積もりを依頼する
  3. 料金・補償・納期を比較する
  4. 業者を決定する
  5. 引き取り日と納車日を調整する
  6. 車両状態を写真で記録する
  7. 車両を引き渡す
  8. 到着後に車両状態を確認する

引き渡し前と到着後には、車両全体、バンパー、ホイール、ドアミラー、ドアエッジ、フロントガラス周辺などを写真で残しておきましょう。

万が一、輸送中に傷が発生した場合でも、事前の状態が分かる資料があれば確認がスムーズになります。

陸送時に起こりやすいトラブルと対策

輸送中の傷や破損

陸送時のトラブルで多いのが、輸送中の傷や破損です。

特に高額車両や輸入車では、小さな傷でも修理費用が高額になることがあります。

引き渡し前に写真や動画を撮影し、到着時にもその場で車両状態を確認しましょう。

納期の遅れ

天候、交通状況、配車都合によって納期が遅れる場合があります。

遠方購入の場合、納車日に合わせて保険開始日や予定を組む方も多いため、余裕を持ったスケジュールを組むことが重要です。

追加料金の発生

見積もり時に伝えた情報と実際の車両状態が異なると、追加料金が発生することがあります。

不動車、ローダウン車、改造車、大型SUVなどは必ず事前に伝えましょう。

受け取り時に状態確認をしない

陸送後、車両を受け取る際に状態確認をせずに受領してしまうと、後から傷に気づいても輸送中のものか判断しにくくなります。

受け取り時は明るい場所で外装を確認し、気になる点があればその場で業者へ申告しましょう。

中古車購入時の陸送費は誰が負担する?

中古車購入時の陸送費は、購入者が負担するケースが一般的です。

ただし、販売店によっては陸送費込みの総額表示をしていたり、キャンペーンとして陸送費をサービスしていたりする場合もあります。

遠方購入では、必ず次の点を確認しましょう。

  • 陸送費は総額に含まれているか
  • 自宅納車かデポ納車か
  • 納車整備費用とは別か
  • キャンセル時の陸送費負担はどうなるか
  • 納車時の傷や破損の補償はあるか

車両価格が安くても、陸送費や諸費用を含めると総額が大きく変わることがあります。

車を売却するときの陸送費は誰が負担する?

買取業者へ車を売却する場合、引き取り費用は業者側が負担するケースが多くあります。

ただし、すべてのケースで無料とは限りません。

遠方引き取り、不動車、特殊車両、積載車が入りにくい場所などでは、追加費用や条件変更が発生する可能性があります。

売却前には、「引き取り費用は無料か」「査定額から差し引かれないか」「自宅まで引き取りに来てもらえるか」を確認しておきましょう。

中古車の陸送費に関するよくある質問

中古車の陸送費はいくらくらいですか?

近距離であれば1万円〜3万円程度、中距離では2万円〜6万円程度、長距離では5万円〜10万円以上が目安です。

ただし、車種、地域、輸送方法、車両状態によって変わります。

陸送費は購入者負担ですか?

中古車を購入する場合、陸送費は購入者が負担するケースが一般的です。

ただし、販売店によっては陸送費込みの総額表示やキャンペーンを行っている場合もあります。

陸送と自分で引き取りに行くのはどちらが安いですか?

近距離なら自分で引き取りに行く方が安い場合があります。

ただし、ガソリン代、高速代、移動時間、帰りの交通費、事故リスク、走行距離の増加まで含めて比較する必要があります。

不動車でも陸送できますか?

不動車でも陸送できる場合があります。

ただし、ウインチ付き積載車やレッカー対応が必要になることがあり、通常より追加費用が発生する場合があります。

輸送中に傷がついた場合は補償されますか?

補償内容は陸送業者によって異なります。

依頼前に補償範囲、補償上限、免責条件を確認しておきましょう。

陸送費を安くする一番の方法は何ですか?

複数業者で相見積もりを取り、混載便やデポ受け取りを活用することです。

また、納期に余裕を持たせることで費用を抑えられる場合があります。

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中古車の陸送費は、距離や車種、輸送方法によって大きく変わります。

遠方の中古車を購入する場合や、遠方から車を売却する場合は、車両価格だけでなく陸送費を含めた総額で判断することが大切です。

特に輸入車や高額車両では、輸送中の傷、走行距離の増加、納期遅延などにも注意が必要です。

スマートオートでは、輸入車から国産車まで幅広く取り扱い、買取・販売・お引き取りまで状況に応じてご案内しています。

中古車の購入や売却、遠方取引をご検討中の方は、まずはお気軽にご相談ください。

この記事の内容を踏まえて

相場を把握しておくことで、後悔のない判断がしやすくなります。



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