中古車の残価設定ローンとは?通常のローンとの違いやメリット・デメリットを解説

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中古車の残価設定ローンは、月々の負担を抑えて希望車種に乗れる支払い方法ですが、走行距離制限や総支払額のリスクもあります。本記事では中古車の残価設定の仕組み・メリットデメリットなどを解説します。

中古車の残価設定ローンは、月々の負担を抑えて希望車種に乗れる支払い方法ですが、走行距離制限や総支払額のリスクもあります。本記事では中古車の残価設定の仕組み・メリットデメリットなどを解説します。

中古車の残価設定ローンとは

残価設定ローンとは「契約満了時に予想される下取り価格(=残価)を据え置き、車両価格から残価を差し引いた金額をローンで返済する仕組み」です。新車のイメージが強い制度ですが、近年は中古車を扱う販売店でも導入が広がってきています。

残価設定ローンの仕組み

残価設定ローンの最大の特徴は、ローン対象が車両本体価格の全額ではない点です。 契約時にあらかじめ「3〜5年後にいくらで買い取るか」という残価を販売店が設定し、その金額を最終回まで据え置きます。 ユーザーが分割で支払うのは「車両価格 − 残価」の差額部分となります。

たとえば車両価格300万円・残価120万円の場合、月々の支払対象になるのは差額の180万円分(+金利)となり、残りの120万円は契約満了時にまとめて精算します。

この「据え置き」の仕組みがあるため、同じ車両をディーラーローンで購入したときと比べて月々の支払額が軽くなります。 現在では国産・輸入車を問わず、多くのディーラーや専門中古車販売店で利用可能になっています。

残価とは何か

残価とは、車両本体価格のうち、契約満了時まで支払いを据え置く最終回金額のことを指します。

この残価は、契約満了時にその車へどの程度の価値が残っているかという「想定車両価値(予想査定額)」を基に算定されます。

中古車の残価設定における残価は、主に以下の要素をもとに設定されます。

  • 車種・グレード・年式
  • 契約満了時点での想定走行距離(月1,000〜1,500km程度 × 契約月数)
  • ボディカラーやオプション装備、人気傾向
  • 過去の同車種のリセールバリュー実績

そのため、残価は一律ではなく、リセールの強い人気車種ほど高く設定されやすく、相場変動の大きい車種や特殊仕様車は低くなる傾向があります。

中古車でも残価設定ローンは利用できる

現在は中古車でも残価設定ローンを利用できる販売店が増えています。 特に高年式・低走行の良質な中古車は将来的なリセール予測が立てやすく、販売店側もリスクを織り込みやすいため、中古車の残価設定の対象になりやすい傾向があります。

一方で、年式が古い車・走行距離が10万kmに迫る車・希少車などは、満了時の相場が読めないため取り扱い対象外となるケースもあります。 中古車購入時に残価設定ローンを希望する場合は、中古車購入の流れと事前準備を確認したうえで、対象車種かどうかを早い段階で販売店に確認しておくと安心です。

銀行マイカーローンとの違い

中古車の残価設定ローンを検討する際、もっとも比較対象になりやすいのが銀行マイカーローンです。 同じ「分割払い」でも、所有権の扱い・金利水準・自由度などに大きな違いがあり、検討の最初の段階で必ず比較しておきたい選択肢です。

なお、本記事でこれまで触れてきた「ディーラーローン」は、販売店経由で信販会社と契約するディーラーローンを指します。 一方の銀行マイカーローンは、ユーザーが銀行・信用金庫・労働金庫などに直接申し込んで借り入れる仕組みで、購入する販売店とは独立した契約になります。

金利水準の違い

銀行マイカーローンと残価設定ローンでは、金利水準に明確な差があります。 一般的に、銀行系ローンの金利は年1〜4%程度、ディーラーローンは最大年8%程度とされており、銀行マイカーローンは低金利商品の代表格と言える存在です。

2026年時点での主要金融機関の金利水準(変動金利・優遇適用前後)の目安は次のとおりです。

  • メガバンク系(三菱UFJ・三井住友・みずほ等):年1.5〜3.5%程度
  • 地方銀行(千葉銀行・横浜銀行・常陽銀行など):年1.0〜3.5%程度
  • 信用金庫・労働金庫:年1.5〜4.0%程度
  • ディーラー残価設定ローン:年3.0〜6.0%程度
  • ディーラーローン:年4.0〜8.0%程度

※実際の適用金利は審査結果・優遇条件・借入額・期間により変動するため、必ず各社の見積りで確認してください。

たとえば300万円を5年で借り入れる場合、金利2.5%(銀行)と金利5.0%(残価設定ローン)では、総支払利息に20万円前後の差が出るケースもあります。 「月々」を抑えたいなら残価設定ローン、「総額」を抑えたいなら銀行マイカーローンというのが、金利面での基本的な棲み分けです。

所有権と自由度の違い

銀行マイカーローンと残価設定ローンのもっとも大きな違いは、契約直後から所有権がユーザーにある点です。

銀行ローンでは、購入代金は銀行からユーザーの口座に振り込まれ、ユーザーがその資金で販売店に車両代金を支払う形になります。 そのため、車検証上の所有者は最初からユーザー本人です。 残価設定ローンのように販売店・信販会社が所有権を留保する仕組みではないため、以下のような自由度が確保されます。

  • 走行距離の上限がない(年間20,000km超でも問題なし)
  • 大幅なカスタム・改造が可能
  • 任意のタイミングで売却・譲渡できる
  • 満了時に査定減額を心配する必要がない

長距離通勤の方、カスタムを楽しみたい方、同じ車に長く乗りたい方にとっては、この自由度こそが銀行マイカーローン最大の魅力と言えます。

審査スピードと手続きの違い

一方で、銀行マイカーローンには「審査が比較的厳しめ・時間がかかる」というデメリットもあります。

ディーラーの残価設定ローンが最短即日〜3日程度で結果が出るのに対し、銀行マイカーローンは仮審査から本審査・融資実行までおおむね1〜2週間を要するのが一般的です。 急いで車を購入したい場合や、納車スケジュールがタイトな場合には不利になることがあります。

また、銀行は信販会社よりも年収・勤続年数・他の借入状況などを重視する傾向があり、勤続年数が短い方や個人事業主の方は審査ハードルがやや高くなるケースもあります。 ただし、ネット銀行や一部の地方銀行ではスマホ完結型の商品も増えており、手続きの負担は年々軽くなっています。

中途解約・売却時の違い

中途解約・売却のしやすさも、両者の大きな違いです。

銀行マイカーローンは、ローン残高を一括返済すれば原則としていつでも売却・譲渡ができます。 所有権がユーザーにあるため、買取店への売却もスムーズで、違約金が発生することもほとんどありません。 ライフスタイルの変化に柔軟に対応したい方には、この自由度が大きなメリットになります。

一方、残価設定ローンは前述のとおり中途解約のハードルが高く、解約時には残価部分を含めた一括返済を求められるケースが一般的です。 転勤・家族構成の変化が予想される時期には、銀行マイカーローンのほうが安全と言えるでしょう。

ディーラーローンとの違い

残価設定ローンとディーラーローンは、同じ分割払いでも仕組みがまったく異なります。 ここでは月々の支払額・総支払額・所有権・契約満了時の選択肢の4観点で違いを整理します。

月々の支払額の違い

ディーラーローンは車両価格全額を契約期間で割って返済しますが、残価設定ローンは残価を据え置くため、毎月の返済対象が小さくなります。 結果として、同じ車・同じ期間でも残価設定ローンのほうが月々の支払いは軽くなるのが一般的です。

たとえば車両価格300万円を5年(60回)で組む場合、概算で次のようなイメージになります。

  • ディーラーローン:月々約5万円台前半〜中盤 ※金利込み
  • 残価設定ローン(残価120万円):月々約3万円台前半〜中盤 ※金利込み

※金利・諸費用条件で変動するため、実際の見積りは必ず販売店で確認してください。

支払総額の違い

月々が軽くなる一方で、支払総額はディーラーローンより高くなる傾向があります。 理由は据え置いた残価部分にも継続的に金利がかかり続けるためです。

ディーラーローンは返済が進むほど元金が減り、それに合わせて金利の負担も少しずつ軽くなります。 ところが残価設定ローンでは、残価部分の元金は最終回まで減りません。 そのため残価120万円・金利5%のまま5年経過すれば、その120万円に対する金利を5年間ずっと払い続けることになります。

契約期間中の所有権

ディーラーローンと残価設定ローンでは、契約期間中の所有権の扱いも異なります。 残価設定ローンは販売店または信販会社が所有権を留保しているケースが多く、車検証上の「所有者」がディーラーや信販会社、「使用者」がユーザーという形になるのが一般的です。

ユーザーは所有権がないため、原則として車両を勝手に売却・譲渡・大幅改造することはできません。 ディーラーローンでも所有権留保が付くケースはありますが、完済すれば所有権がユーザーに移ります。 このあたりの違いは契約書に明記されているため、必ず購入前に確認しておきましょう。

契約満了時の選択肢

ディーラーローンは完済時点で車が完全にユーザーのものになり、その後どう扱うかは自由です。 一方、残価設定ローンは満了時に必ず「精算」が発生し、次の3パターンから選ぶことになります。

  1. 車を販売店に返却する(残価分の支払い免除/状態によっては差額精算)
  2. 残価を一括または再ローンで支払い、自分の車として乗り続ける
  3. 同じ販売店で次の車に乗り換え、残価を新車・次の中古車の頭金として活用する

残価設定ローンは、満了時に車を手放す前提が組み込まれた支払い方法といえます。 この前提を理解していないと、「契約終了したら自分の車になると思っていた」というミスマッチが起きやすいので注意が必要です。

中古車の残価設定ローンの契約満了時の選択肢

契約満了時の3つの選択肢は、それぞれメリットと注意点が異なります。 どの選択肢を選ぶ前提で契約するかによって、契約期間中の使い方(走行距離・カスタム可否)も変わってくるため、契約前に「自分はどのパターンで終わらせたいか」を考えておくことが重要です。

車を返却する

もっともシンプルなのが、満了時に車を販売店へ返却する方法です。 据え置いていた残価分の支払いは免除されるため、ユーザーは追加負担なくその車から離れられます。

「数年だけ高めの車に乗ってみたい」「ライフスタイルが変わりやすい」という人と相性のいい選び方です。

ただし注意点として、修復歴・大きな傷・走行距離超過がある場合は当初設定した残価を下回ると判断され、差額の支払いを求められるケースがあります。 返却時の査定基準は契約書に細かく記載されているため、契約時点で許容範囲を必ず確認しておきましょう。

残価を支払って買い取る

2つ目は、満了時に残価を一括または再ローンで支払い、車を完全に自分のものにする方法です。 契約期間中に「やっぱり手放したくない」と感じた場合や、相場より残価設定が低めだった場合に有利になりやすい選択肢です。

支払い方法は次のいずれかから選ぶのが一般的です。

  • 残価を現金一括で精算する
  • 残価分を新たなマイカーローンに組み直す
  • 残価の一部を現金で入れ、残りを再ローンにする

再ローンを組む場合は再度審査があり、金利も契約時点の最新水準になります。 収入状況が当初より悪化していると審査に通らないリスクもあるため、注意が必要です。

新しい車に乗り換える

3つ目は、同じ販売店で次の車に乗り換える方法です。 返却した車の評価額と残価の差額がプラスであれば、その分を次の車の頭金として活用できます。 リセールバリューの高い車種を選ぶことで、頭金代わりとして十分な金額になることもあります。

「3〜5年ごとに新しい中古車・新車に乗り換えたい」という方には、もっとも残価設定ローンらしい使い方といえる選択肢です。 販売店としても継続利用するお客様向けに次回購入のサポートを充実させているため、同じ店で乗り継ぐほどメリットが大きくなる傾向があります。

中古車で残価設定ローンを利用するメリット

ここでは中古車の残価設定を選ぶ際の代表的なメリットを整理します。

月々の支払額を抑えられる

すでに触れたとおり、残価を据え置く仕組みのため毎月の負担を軽くできます。 たとえば月々の支出を1.5〜2万円ほど抑えられれば、その分を保険料・メンテナンス費・燃料費に回しやすくなります。

家計面のゆとりを保ちつつ、希望のグレード・年式の中古車を選びやすくなる点は大きな利点です。

高額車種にも手が届きやすい

中古車の残価設定は、高級車・輸入車を検討している方に特に向いています。

たとえばメルセデス・ベンツCクラス、レクサスISなどの高年式中古車は、リセールが安定しているため残価が高めに設定されやすく、月々の負担を抑えられる可能性があります。

数年ごとに新しい車に乗り換えやすい

残価設定ローンは3〜5年程度で契約を組むケースが多く、契約終了時にそのまま次の車へ乗り換える利用方法が想定されています。 モデルチェンジ周期やライフスタイルの変化(結婚・子育て・転勤など)に合わせて車を更新したい人と相性が良いといえます。

新車並みのサイクルで中古車を乗り継いでいけば、常に比較的新しい車・最新の安全装備を備えた車に乗り続けやすくなります。

リセール価値を気にせず乗れる

残価が契約時点で保証されているため、「数年後に相場が暴落して下取りが付かなかった」というリスクを基本的に避けられます。

ただし、後述する走行距離超過や修復歴がある場合には残価が引き下げられる可能性があるため、「無条件の保証ではない」という点は理解しておきましょう。

中古車で残価設定ローンを利用するデメリットとリスク

メリットの裏側には、必ず把握しておきたいデメリットとリスクがあります。 契約後に後悔しないために、デメリットも一通り理解しておきましょう。

総支払額が高くなる傾向にある

もっとも代表的なデメリットが、総支払額の増加です。 ディーラーローンでは返済が進むほど元金が減り、金利負担も徐々に軽くなりますが、残価設定ローンでは契約終了時まで残価部分が据え置かれます。 そのため、その金額に対しても金利が継続してかかり続けることになります。

同じ金利・期間で比較した場合、残価設定ローンの総支払額はディーラーローンより数万円〜十数万円ほど多くなるケースが一般的です。 「月々」だけで判断せず、必ず「契約満了までに支払う総額」で比較しましょう。

走行距離の制限がある

残価設定ローンには、ほぼ必ず走行距離の上限が設けられます。 一般的な目安は月間1,000〜1,500km、年間で12,000〜18,000km程度です。 この上限を超えた分については、1kmあたり数円〜十数円の超過料金が発生します。

たとえば年間20,000km走るユーザーが上限15,000kmで契約すると、年5,000km×契約年数分の超過料金が発生する計算です。 仕事で長距離を走る方・地方在住で日常的に車移動が多い方は、契約前に必ず実走行距離と上限を比較してください。

車両状態の維持義務

満了時の車両価値を保証する仕組みである以上、契約期間中の車両状態にも条件が課されます。 具体的には、修復歴がつくレベルの事故・大きな擦り傷やへこみ・社外パーツへの大幅な交換などがあると、残価が減額され追加支払いが発生する可能性があります。

車両保険にしっかり加入しておく、定期点検を欠かさない、屋根付き駐車場を確保するなど、車を「綺麗な状態」で維持する意識が必要です。

カスタマイズの制限

所有権が販売店・信販会社にあるため、大幅なカスタムや内外装の改造は基本的に制限されます。 社外マフラー、車高調、エアロパーツ、内装の張替え、フルラッピングなどは契約上認められないことが多く、無断で施工した場合は契約違反となる恐れもあります。

カスタムを楽しみたい方は、残価設定ローンではなくディーラーローン・現金一括での購入を検討したほうが安全です。

中途解約の難しさ

残価設定ローンは中途解約のハードルが高い支払い方法です。 契約期間中に「やっぱり別の車に乗り換えたい」「車自体を手放したい」と思っても契約によっては違約金が発生することがあり、残価部分も含めた一括返済を求められるケースがあります。

転勤・家族構成の変化・ライフスタイルの大幅な変化が予想される時期の契約は、慎重に検討したほうがよいでしょう。

中古車では取扱業者が限られる

残価設定ローンは新車向けに整備された制度のため、中古車での取り扱いはまだ全国的に限定的です。 正規ディーラーの認定中古車プログラムや、一部の輸入車専門中古車販売店では利用できますが、地場の中小販売店では未対応の場合もあります。

中古車の残価設定ローンの審査基準

続いて、中古車の残価設定の審査について整理します。 基本的な審査項目はディーラーローンと大きく変わりませんが、信販会社が長期のリスクを負う仕組み上、案件によってはディーラーローンより審査が厳しめになる傾向があります。

審査で見られる主な項目

残価設定ローンの審査でチェックされる主な項目は次のとおりです。

  • 年収・勤務先・雇用形態(正社員/契約/個人事業主など)
  • 勤続年数(目安として1年以上が望ましい)
  • 他のローン状況(住宅・カード・教育ローンなど)
  • クレジットカードや携帯料金の支払い遅延履歴を含む信用情報
  • 過去の自己破産・任意整理などの金融事故の有無

これらは一般のオートローンとほぼ変わりません。 「年収に対して毎月の返済比率が高すぎないか」「過去に大きな延滞がないか」という観点でチェックされるのが基本です。

ディーラーローンより審査が厳しい場合がある

残価設定ローンは、信販会社が中古車相場の変動というリスクを抱える仕組みです。 そのため、特に高額車両や輸入車では将来的な相場変動リスクも大きくなり、審査基準が厳しめになるケースもあります。

具体的には、車両価格が500万円を超える高級輸入車や希少車などでは、年収・勤続年数・既存ローン残高への審査基準がディーラーローンより厳しくなる傾向があります。

連帯保証人や頭金の条件

年収に対して借入額が大きい場合や、勤続年数が短い場合などは、連帯保証人や頭金が条件として求められることがあります。 頭金は目安として車両価格の10〜20%程度を入れると審査が通りやすくなる傾向があり、結果として月々の支払いも下げられます。

「審査が不安だから諦める」のではなく、頭金の有無や保証人の有無を含めて販売店に相談すると、複数のプランを提案してもらえるケースが多いです。

中古車の残価設定ローンが向いている人

ここまでの内容を踏まえ、中古車の残価設定が向いている人の特徴を整理します。 ポイントは「短いサイクル」「予算重視」「走行距離が安定」の3つです。 これらに当てはまる方は、選択肢として有力候補になります。

数年で乗り換えを想定している人

3〜5年サイクルで車を乗り換える前提の方は、残価設定ローンの恩恵をもっとも受けやすい層です。 モデルチェンジ周期やライフスタイル変化に合わせて車を更新しやすく、満了時の選択肢(返却・買取・乗り換え)もそのまま活かせます。

月々の支払額を抑えたい人

毎月の固定費を抑えたい方にも向いています。 住宅ローン・教育費・保険料など他の固定支出が多い時期は、せめて車のローンの月々の負担を軽くしておきたい場面が多いはずです。 中古車の残価設定なら、希望車種を諦めずに月々の負担をコントロールしやすくなります。

高級車・輸入車に乗りたい人

通常購入では予算オーバーになりがちな高級車・輸入車を狙う方にも、残価設定ローンは強力な選択肢です。 特にリセールが安定している人気モデルは残価が高めに設定されやすく、結果として月々の負担を抑えながら所有できます。

輸入車中古は車両ごとの状態差が大きいため、購入店選びも重要です。 専門店であれば整備履歴・修復歴の有無・コーティングの施工歴などを丁寧に説明してもらえるため、満了時のトラブルも避けやすくなります。

走行距離が安定している人

通勤距離や年間走行距離が読みやすい方は、超過料金リスクを抑えやすく、残価設定ローンとの相性が良好です。 都市部在住で電車通勤がメイン、週末に中距離をドライブする程度であれば、月1,000〜1,500kmの上限内に収まりやすい傾向があります。

中古車の残価設定ローンが向いていない人

逆に、中古車の残価設定ローンを選ぶと不利になりやすいタイプもあります。 ここでは、残価設定ローンでの購入が向かない人を解説します。

長く乗り続けたい人

同じ車を10年以上所有したい方は、残価設定ローンのメリットを活かしにくくなります。 満了時に残価を一括精算するか再ローンを組むかの判断が必要となり、結果的に総支払額が割高になりやすいためです。

長期保有派は、最初からディーラーローンや現金一括での購入のほうがシンプルでお得になりやすいといえます。

走行距離が多い人

長距離通勤・営業車としての利用・旅行で頻繁に長距離を走る方は要注意です。

年間20,000kmを超えるような使い方では超過料金で総額が膨らみやすく、月々の負担減のメリットを打ち消してしまいます。 このタイプの方は、走行距離制限のないディーラーローンを選んだほうが安全です。

カスタムを楽しみたい人

社外パーツへの交換、ホイール変更、ラッピング、内装カスタムなどを楽しみたい方は、改造制限のある残価設定ローンには向きません。

契約違反による違約金や、満了時の残価減額リスクが大きいため、カスタム前提ならディーラーローン・現金一括で所有物として購入するのが基本です。

総支払額を最小化したい人

金利負担の総額を1円でも抑えたい方には、ディーラーローンや現金一括が有利です。

残価部分にも金利がかかり続ける構造上、トータルコストでは残価設定ローンが不利になりやすいためです。

中古車の残価設定ローン契約時の注意点

契約直前のチェックポイントは「残価の根拠」「走行距離の上限」「満了時の条件」「総額試算」「中途解約条件」の5項目です。

残価の設定根拠を確認する

残価は単純に一律で決まるものではなく、人気・車種・カラー・グレードなどさまざまな要因で決まります。 販売店によっては残価が強気に設定されているケースもあれば、保守的に設定されているケースもあります。

「なぜこの金額の残価になっているのか」「過去の同車種の実績はどうか」を確認し、納得できる説明があるかをチェックしましょう。

走行距離制限の上限を確認する

自分の年間走行距離と契約上限を比較し、超過リスクを試算しておくことが重要です。 直近1〜2年の走行距離をスマホアプリや給油記録、車検証の記録から把握すると、実態に近い数値で比較できます。 走行距離が多い人は、最初から一般ローンを検討したほうが結果的にお得になるケースが多いです。

契約満了時の条件を確認する

残価精算の方法、追加料金が発生する条件(走行距離超過・修復歴・大きな傷など)、返却時の査定基準は契約前に必ず確認しましょう。 契約書の細かい文字で書かれている部分にこそ、トラブル回避のポイントが詰まっています。

金利と総支払額を試算する

ディーラーローンと残価設定ローンの両方で、契約満了までに支払う総額を試算してもらいましょう。 月々の支払額だけで比較するのではなく、頭金・ボーナス払い・残価精算分を含めた「総額」で並べることが重要です。

販売店によっては比較シミュレーションを用意しているところもあるため、遠慮せずに依頼してください。

中途解約時の違約金

途中で売却・解約したい場合の違約金条件も確認しておきましょう。 場合によっては、解約時に残価部分を含めた一括返済が必要になる場合があります。 転勤・家族構成変化・収入変動が予想される時期の契約は、特に慎重に判断するのが安全です。

中古車の残価設定ローンと他の支払い方法の比較

最後に、他の代表的な支払い方法と比較しながら整理します。 判断軸は「利用期間」「予算」「走行距離」「カスタム志向」の4つです。 ここを押さえておけば、自分に最適な方法を選びやすくなります。

ディーラーローンとの比較

残価設定ローンとディーラーローンの違いは、月々の支払額・総支払額・所有権の3つの軸でまとめると整理しやすくなります。

  • 月々の支払額:残価設定ローンのほうが軽い
  • 総支払額:ディーラーローンのほうが安く済みやすい
  • 所有権:ディーラーローンは完済時に取得/残価設定ローンは原則ディーラー側
  • 満了時:ディーラーローンは自由/残価設定ローンは「返却・買取・乗り換え」から選択

「短期間で乗り換える前提なら残価設定」「長く乗るならディーラーローン」というのが基本の選び方です。

カーリースとの比較

カーリースは「月々定額・税金や車検代込み」が特徴で、残価設定ローンと混同されがちですが、大きな違いは「車の所有権」と「月額費用に含まれる内容」の2点です。

  • カーリース:所有権はリース会社/月額に税金・車検代を含むプランが多い
  • 残価設定ローン:所有権はディーラーや信販会社/月額にはローン返済+金利のみ含まれる

「車関連の支出を完全に固定化したい」ならカーリース、「自由度はある程度残しつつ月々を抑えたい」なら残価設定ローン、というイメージで選び分けるとわかりやすくなります。

一括購入との比較

一括購入は金利負担なし・所有権を即時に取得できる点が大きなメリットです。 特に総支払額を最小化したい方・カスタムを自由にしたい方・長期保有したい方には最適な方法です。

一方で、まとまった現金が一気に出ていくため、家計の現金余力が薄くなる点には注意が必要です。

購入時は車両本体価格だけでなく、自動車税・自賠責保険・任意保険・登録費用・リサイクル料金・整備費用などの諸費用(目安として車両価格の10〜20%程度)もあわせて準備しておきましょう。

輸入車の買取ならスマートオートへ

「輸入車を高く売りたい」「輸入車買取でどこに相談すべきか分からない」という方は、輸入車専門買取のスマートオートへ。
輸入車特有のオプション・グレード・リセール傾向まで踏まえて査定を行っているため、一般買取店では評価されづらいポイントもしっかり価格へ反映しています。

この記事の内容を踏まえて

相場を把握しておくことで、後悔のない判断がしやすくなります。

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